新車試乗レポート[2019.02.05 UP]


デビュー以来、人気モデルであり続ける現行新車をピックアップ。歴代ミニアルバムや新旧比較などで多角的に紹介する。

※価格はすべて月刊自家用車2019年2月号編集時点のものです。
※「買取相場」は編集部調べによるおおよその目安です。また、発売直後の新車や旧車など、一般に流通していないため買取相場が存在しない車種は「不明」と表記しています。

この記事の目次

【新車ガイド】TOYOTA アルファード/ヴェルファイア
【ヒストリー】Since 2002 --- 17 Years
【比較検討】改良型’18モデルは乗り替える価値アリ?

関連情報

ボディタイプ:ミニバン 買い替え 国産車 概要・歴史 スペック・特徴 新車

【新車ガイド】TOYOTA アルファード/ヴェルファイア

発表年月:2015年1月/最新改良:’18年10月
●価格:337万6080~750万3760円

クラウンが体現してきた高級感をミニバンの広々空間で再現

オーナーには今さらだが、一般的に多用途性をセールスポイントにするミニバンにあって、アル/ヴェルは例外である。ミニバンで最大級のキャビンスペースは最大積載容量もトップレベルだが、積載の多様性や荷物の整理しやすさなどの配慮は少ない。そういった使い回しのよさならヴォクシー系の方が勝っている。

アル/ヴェルの特徴は大きなキャビンの長所をくつろぎに向けたこと。広さで贅沢をするモデルであり、高い天井やゆったりした着座姿勢をもたらすレッグスペースなどは高級セダンでは得られない。もちろん、内装も高級な設えで、「車内」ではなく「ラウンジ」という居心地へのこだわりが魅力である。そういったコンセプトを象徴するのが最上級グレードのエクスクルーシブ・ラウンジ系だ。

高級セダンに比べれば多少の粗さも感じるが、どっしりした重質な味わいの乗り心地も最上級ミニバンであることを実感させてくれる。V6やハイブリッドなら動力性能も高級セダン相応である。

要するに1BOX型のクラウンなのだが、ここで言うクラウンは現行型ではない。「日本のクラウン」が唱えた10代目辺りの高級セダン観を最上級ミニバンに投影したモデルと考えればしっくりくる。VIPカーとしての需要が多いのも当然だろう。

’17年に先進安全・運転支援装備の向上をはじめとするマイナーチェンジを受け、’18年10月にはクリアランスソナーを追加するなどの一部改良を実施した。

新鮮味こそないが落ち着いた高級感あふれるコックピット。室内は空間も素材もぜいたくに使い、ストレスのないくつろいだ雰囲気作りを徹底している。

最上級車としては先進安全・運転支援装備の採用が遅れていたが、’17年に操舵支援型LKA(車線維持アシスト)をようやく搭載。車格にふさわしい装備となった。

【ヒストリー】Since 2002 --- 17 Years

国産上級ミニバンの代名詞

トヨタの車種体系ではハイエースワゴンの後継として誕生したグランビアを実質的前身モデルとして’02年に初代モデルが誕生する。ただし、グランビアはFRを採用していたが、アルファードではFFを採用しているので、ハードウェア面では別系統のモデルである。初代は販売系列によりアルファードGと同Vがあり、2代目以降はアルファードVがヴェルファイアとなり現在に至る。1BOX型ミニバンでは最上級に位置し、グランビア時代からV6車をラインナップしているのも特徴だ。また、初代からハイブリッド車を設定し、エスティマとともに先進エコ志向ミニバンの先駆けとなった一車でもある。

歴代ミニアルバム

初代/2002
前期型(2002) 初代買取相場:10万円~

ハイブリッド(2003)

後期型(2005)

トヨペット店(大阪地区は大阪トヨタ)でアルファードG、トヨタビスタ店でアルファードVとして発売。大柄な車体に豪華な内装&装備で上級ミニバンの代表格に。搭載エンジンは2.4L直4と3L・V6で、FF&4WDを設定。’03年に2.4Lハイブリッドを追加。

2代目/2008
前期型(2008) 2代目買取相場:50万円~

ヴェルファイア(2008)

後期型(2011)

エスティマと共通のシャシーを採用、V6は3.5Lに。フルチェンジを機に、従来のGはアルファード、Vはヴェルファイアに車名を変更し、エグゼクティブパワーシートも設定した。’11年、内外装や装備を変更するとともに、ハイブリッドがTHS II搭載で復活。

3代目/2015
前期型(2015) 3代目買取相場:250万円~

後期型(2017)

ヴェルファイア(2017)

グリルを強調することで従来よりさらに押し出しの強い外観に。ボディ剛性の向上やダブルウィッシュボーンのリヤサスを採用するなど、走りも磨いた。低床化で空間の余裕も増し、衝突安全などの装備内容もアップグレード。’17年、さらに装備を最新化した。

【比較検討】改良型’18モデルは乗り替える価値アリ?

直近の改良は細部にとどまる。’17年を基準に考えるべし

 直近のMC(’17年)モデルからの改良点はインテリジェントクリアランスソナーの全車標準化やセットOPのBSMの組み合わせ装備の変更など。購入1年で買い替えるのはあまりに非経済的。また、前記装備はベーシック仕様からOP設定されているので、安全フルパッケージ仕様にしているなら無意味だ。’17年のMC前のモデル対比では安全&運転支援の機能向上もあり悩み所。経済的なロスは気にならないという最上級こだわり派なら買い替え「あり」。

【結論】’17年型ならそのままで

現行モデル(3代目後期)

改良前(3代目前期)

提供元:月刊自家用車

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