業界ニュース[2018.12.14 UP]

ホンダ、新型ハイブリッドセダン「インサイト」を発売

インサイト 新型ハイブリッドセダン「インサイト」

ホンダは12月14日、新型ハイブリッドセダン「インサイト」を発売した。新型インサイトは、今回で3代目の登場。独立したトランクを持つミドルセダンに生まれ変わったインサイトに対して、同社では「燃費世界一への挑戦から生まれたインサイトは、魅力世界一のミドルセダンに進化する」とコメントしている。

パワートレーンは、エンジンに直列4気筒DOHC 1.5リッター「LEB型」を採用し、発電用と走行用の2つのモーターを用意する2モーター式「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載する。ガソリンエンジンは最高出力80kW(109PS)、最大トルク134Nmを発生。モーターは最高出力96kW(131PS)、最大トルク267Nmを発生する。エンジンではアトキンソンサイクル技術とi-VTEC、メカニカルフリクション低減技術を導入したことで、最大熱効率40.5%を達成したのは驚異的だ。

SPORT HYBRID i-MMDは、エンジンとモーターを使い分け、走行状況やドライバーの運転操作などから判断して3種類のドライブモードを自動で選択。エンジンを停止させて走行用モーターだけで走る「EVドライブモード」、エンジンで発電用モーターを動かし、発電した電気で走行用モーターを動かす「ハイブリッドドライブモード」、エンジンと駆動輪をクラッチで直結させ、バッテリーやモーターは使わずに走行する「エンジンドライブモード」の3モードが用意される。

気になる燃費性能は、WLTCモード燃費では、LXが28.4km/l、EXとEX・BLACK STYLEが25.6km/lとなる。JC08モード燃費では、LXが34.2km/l、EXとEX・BLACK STYLEが31.4km/lと発表されている。

インサイト センターコンソールは、インサイト専用となる8.0型の大画面ナビを採用

インテリアは、色気のあるモチーフと細部にこだわった精緻な作り込みを兼ね備える「Green Prime Sedan」というコンセプトが掲げられている。インパネ全体は、シンプルな面と線で構成し、視覚的なノイズが少ない高品位な見え方としている。センターパネルから助手席側に続くラインは、南アフリカ原産の花「カラーリリー」をイメージしているという。助手席前方には、ソフトパッドを大きく使い、徹底した精度管理によるダブルステッチを施している。

センターコンソールは、インサイト専用となる8.0型の大画面ナビを採用。シフトチェンジをスイッチ操作で行なう「エレクトリックギヤセレクター」を搭載する。メーターパネルは、7インチの高精細フルカラー液晶パネルとアナログ式のスピードメーターを組み合わせた大径2眼メーターを採用。液晶パネルに表示する「マルチインフォメーション・ディスプレー」は、ハイブリッドシステムの作動状態を示す「パワー/チャージ」のほか、「エネルギーフロー」、「航続可能距離/平均燃費」、「安全支援情報」などの情報を表示する。ドライバーのステアリング操作から居眠りや不注意運転などの危険を検知する「運転注意力レベル」の表示のほか、警報音とステアリングホイールの振動などで危険を知らせる「ドライバー注意力モニター」も選択できる。

衝突安全性能は、「ポップアップフードシステム」を採用。走行中に歩行者などと衝突したことをフロントバンパーのGセンサーで検知し、アクチュエーターによってボンネットの後方側を瞬時に約10cm持ち上げて、ボンネットとエンジンルーム内にあるエンジンなどの剛体のクリアランスを拡大し、歩行者に対する衝撃を緩和する。

ADAS(先進運転支援システム)関連の装備は、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせて利用する安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全車に標準装備。「衝突軽減ブレーキ」、「誤発進抑制機能」、「路外逸脱抑制機能」、「LKAS(車線維持支援システム)」など10種類の運転支援機能を採用する。

インサイト 安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全車に標準装備

ボディサイズは、全長4675mm、全幅1820mm、全高1410mm。ホイールベースは2700mmとなる。乗車定員は5人。ひとクラス上のDセグメントまで視野に入れて開発されたホンダの新世代プラットフォームを採用。全体の骨格部材を組み立ててから外板パネルを溶接する「インナーフレーム構造」、リアバルクヘッドに閉断面部材を環状配置してサスペンションからの入力を効率よく分散させる「環状リアバルクヘッド」、大断面のセンタートンネルと井桁状に配置した骨格部材でフロア剛性を向上させる「高剛性・低振動フロア構造」などが特徴として挙げられている。

インサイト ホンダの新世代プラットフォームを採用

デザインのグランドコンセプトは、「上品質な本物価値」を意味する「Prime」を採用。エクステリアデザインは、「品格」の表現を重視したものとなっている。内外装のデザインでは、ハイブリッドカーであることのアピールをやめて、乗る人の価値観や美意識を表現することを第一にしているという。

フロントフェースは、インラインタイプのフルLEDヘッドライトを全車に装備。ロービーム6灯、ハイビーム3灯で構成するヘッドライトは、クロームバーで上下に分割され、フロントフェンダーまで食い込む横幅と合わせてシャープさとワイド感を演出する。

ボディカラーは、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」、「コスミックブルー・メタリック」、「プラチナホワイト・パール」、「ルナシルバー・メタリック」、「モダンスティール・メタリック」、「クリスタルブラック・パール」の6色を設定。EX・BLACK STYLE専用の「ルーセブラック・メタリック」と合わせて、合計7色を用意する。

メーカー希望小売価格は、326万1600円〜362万8800円(税込)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グーネット SNS公式アカウント