新車試乗レポート[2018.11.29 UP]

MERCEDES-BENZ S400d 試乗インプレッション

EクラスAMGに、従来のV8ツインターボに加えて直6ターボが追加。マイルドハイブリッドの「ISG」を採用した新開発パワートレーンを積む最新AMGを早速チェックだ。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

この記事の目次

騒音や振動のネガは皆無、これぞ頂点クラスの味わい

関連情報

ボディタイプ:セダン ディーゼル 輸入車
MERCEDES-BENZ S400d[グレード追加]

●発売日:'18年9月10日
●価格:1116万~1505万円
●輸入元:メルセデス・ベンツ日本
●問い合わせ先:0120-190-610

主要諸元(S400d 4マティック)
●全長×全幅×全高(mm):5155×1915×1495●ホイールベース(mm):3035●車両重量(kg):2060●駆動方式:4WD●パワートレーン:2924cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボ(340PS/71.4kg・m)●トランスミッション:9速AT●JC08モード燃費(km/L):13.3●燃料タンク(L):70(軽油)●最小回転半径(m):5.6●タイヤサイズ:245/50R18●価格:1160万円 ※オプションを含まず

騒音や振動のネガは皆無、これぞ頂点クラスの味わい

この車で燃費にこだわるユーザーは多くないかもしれないが、元々燃費に不利なクラスだけに省燃策の効果は高い。また、エコ性能は知性というプレミアム性のひとつでもある。問題は車格に応じた性能や質感を得られるかだが、Sクラスにおいてそういった不安は杞憂以外の何物でもない。

ディーゼルを感じるのはアイドリング時の車外騒音くらい。それも耳障りな音質ではなく、音量も低い。ガソリンとは音色が異なるな、程度の印象である。騒音や振動のハンデは皆無であり、直6ならではのエンジンフィールはプレミアムと呼ぶにふさわしい。

最大トルクは71・4kg・mにも達し、その発生回転数は1200~3200回転。9速ATは1500回転前後で収まるように変速する。よほどの急加速でもない限り巡航ギヤを維持し、小さなアクセル踏み込み量で高速域まで力感たっぷりの滑らかなドライバビリティを持続する。ストレス皆無の扱いやすさである。

揺り返しの極めて少ないストローク制御と速度変化の影響をほぼ感じない乗り心地も秀逸。段差乗り越えではわずかに硬さを意識するが、収まりの巧みさもあり、ほどよく路面状況を感じる程度。重質な味わいと据わりのよさはFRベンツ車の美点であり、その頂点クラスらしい味わいだ。

渋滞に入ってから稼働可能なACC渋滞追従など先進装備も充実。東京近郊での試乗時は良好な交通状況ではなかったが、そういった状況でもストレスフリーなのも大きな魅力である。

最新の先進安全・運転支援装備を備えるFRベンツの頂点モデル。ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)搭載のマイルドハイブリッド車に加え、新開発のクリーンディーゼルエンジン搭載車を追加。今回試乗したのは標準ボディの4WD車だが、ロングボディやFR車も設定される。なお、試乗車はAMGプラスなどのパッケージオプションを装着している。

高級セダンのお手本のような仕立てのコックピット。騒音や振動を含め、ディーゼル車であることを意識させられることはほとんどない。先進装備はもちろんフル装備で、メーターはフルデジタルだ。

OM656

S450などに搭載される直6ガソリンエンジン「M256」と基本設計を共有する、コンパクトな新型クリーンディーゼル「OM656」を搭載。分厚いトルクと滑らかなフィールが特徴だ。

パッケージOPのAMGラインプラスにより、20インチホイールを装着。タイヤは前245/40・後275/35サイズだ。

連続可変ダンパーとエアサスを電子制御するAIRマティックサスペンションを標準装着。モード選択で乗り味を変えることができる。




提供元:月刊自家用車

グーネット編集部

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クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。

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