中古車購入チェックポイント
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.10.26
ホンダオデッセイハイブリッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
オデッセイハイブリッドは、1994年10月に誕生した「オデッセイ」の派生モデルとして、2016年2月に登場しました。発売以来、スリークでスタイリッシュな外観デザインやセダン並みの低重心で優れた操縦安定性を保つことで、新たなミニバンの在り方を生み出しました。
ヒンジ式ドアから両側パワースライドドア、低全高フォルムから圧倒的に開放的な室内空間を創造するための余裕のある全高の採用など、歴代の「オデッセイ」のこだわりと言える特徴から大きく変貌を遂げた、オデッセイの5代目モデルをベースに開発された派生モデルです。
品格とダイナミックさを高次元で融合させたうねりのある意匠を採用した流麗でアグレッシブなスタイリングをはじめ、質感にこだわった重厚なインテリア、ゆったりと大人が3人掛け可能な3列目シートを実現した優れた居住性に加え、しなやかで疲れを感じにくい快適な乗り心地など、次世代マルチシーターサルーンとして位置付けられます。
パワートレインにはモーター走行を主体に、よりパワーが必要な場面ではエンジンが力強い走りをアシストする2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD(Intelligent Multi‐Mode Drive:インテリジェント・マルチモード・ドライブ)」が搭載されました。3つのドライブモード制御と相まって、市街地走行から高速クルージングまで、爽快な走りと卓越した省燃費性能、環境性能を実現しています。
ハイブリッドシステムの主要コンポーネントであるPCU(Power Control Unit:パワーコントロールユニット)やモーター、リチウムイオンバッテリーのコンパクト・軽量化により、搭載方法の工夫と併せて、標準のガソリンモデルと遜色のない広々としたゆとりの室内空間を生みだしています。
1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムをはじめ、ミリ波レーダーと単眼カメラで車両の周囲を検知する、新世代の運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の標準搭載など、充実した安全装備を備えた人気の上級ミニバンです。
ここではオデッセイハイブリッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
オデッセイハイブリッドの主なグレードの特徴と比較から選ぶ
【初代 オデッセイハイブリッド RC4系(2016年~)の主なグレードの特徴 】
ハイブリッド・ホンダセンシング
全グレード共通してアトキンソンサイクルi-VTEC 2.0L DOHCエンジン+ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD(Intelligent Multi‐Mode Drive:インテリジェント・マルチモード・ドライブ)」が搭載され、駆動方式は2WD/FFのみの設定となります。
2列目シートが独立したオットマンを備えるプレミアムクレードルシートの7人乗り仕様もしくはベンチ形状のスライド機構付6:4分割シートの8人乗り仕様が選択可能です。
ベーシックグレードながら、ホンダセンシングやLEDヘッドランプをはじめ、運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用i-SRSエアバッグシステム、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(1~3列目シート対応)、エマージェンシー ストップシグナルなど充実した安全装備が施されています。
加えてアイドリングストップシステム、フロントプラズマクラスター搭載フルオートエアコンディショナー+リアマニュアルクーラーや運転席8ウェイパワーシート、イージークローザー付両側パワースライドドアが装備されます。
シート表皮はブラックのファブリック、インストルメントパネル&フロントドアパネルは木目調仕様となります。
足回りは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシング
「ハイブリッド・ホンダセンシング」グレードに対して、黒木目調スライドドアパネルが追加装備されるスポーティグレードです。
また、シートはプライムスムース&ファブリック、後席のエアコンアウトレット&センターピラーグリップがクロームメッキリング付、インストルメントパネル&フロントドアパネルは黒木目調仕様へ変更されます。
足回りは17インチロープロファイルタイヤ&専用アルミホイールが装着され、減衰力を高めた専用チューニングサスペンションにより、若干全高が低められています。
ハイブリッドアブソルート・EXホンダセンシング
「ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシング」グレードに対して、LEDアクティブコーナリングライトやマルチビューカメラシステム、Hondaスマートパーキングアシストシステムをはじめ、後退出庫サポートやブラインドスポットインフォメーションなど充実した安全装備が追加される最上位グレードです。
ほかにも運転席&助手席シートヒーター、プラズマクラスター技術搭載トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー、助手席4ウェイパワーシートが装備されます。
本グレードのみ7人乗り仕様のみの設定となります。
オデッセイハイブリッドの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ
ここでは、オデッセイハイブリッドの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
【初代 ホンダ オデッセイハイブリッド RC4系(2016年~)の燃費・維持費】
RC4:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:26.0km/L
年間ガソリン代:約51,923円(384.6L×135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約91,423円 ※3
RC4:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:24.4km/L
年間ガソリン代:約55,327円(409.8L×135円)※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約94,827円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
オデッセイハイブリッドの中古車価格相場から選ぶ
オデッセイハイブリッドはラグジュアリーで重厚感あふれる内外装デザインを採用し、全域にわたりスムーズでパワフルな走行性能やクラストップレベルの省燃費性能を実現する、ホンダのフラッグシップミニバンであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
【オデッセイハイブリッドの主なグレード・型式の中古車価格帯】
初代オデッセイハイブリッド RC4系:269.8~500.2万円
RC4:269.8~502.3万円
ハイブリッド:269.8~398万円
ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシング:293.8~413.5万円
ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシングEXパック:285.8~379万円
ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシンアドバンスP:269.9~368.9万円
ハイブリッドアブソルート・EXホンダセンシング:349.9~502.3万円
2016年2月に誕生した初代モデルは、人気の高さと発売から2年半しか経過していないため、高値で安定した価格相場を形成しています。
発売初年度にあたる2016年式の登録車両がやや多く見られ、290万円台から350万円台が中心の価格帯となります。
走行距離に関しては1万km未満の新車やデモカーを含め、低走行車両が見られるものの、1万kmから3万km未満のほぼ年式相応のマイレージ車両が中心となります(上記中古価格帯については、2018年10月15日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。