新車試乗レポート[2018.10.26 UP]

NISSAN ノート e-POWER NISMO S 試乗インプレッション

ノートe-POWER NISMOに「S」仕様が追加された。モーター出力とトルクを約25%向上し、加速感を大きく強化したハイスペックモデルを試乗した。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

この記事の目次

約25%の出力向上を果たしたスポーティモデル
ノート e-POWER NISMO S[モデルチェンジ]

●発売日:’18年9月25日
●価格:267万1920~294万1920円
●販売店:ニッサン全店
●問い合わせ先:0120-315232
●エコカー減税:なし

主要諸元(e-POWER NISMO S)
●全長×全幅×全高(mm):4165×1695×1535●ホイールベース(mm):2600●車両重量(kg):1250●駆動方式:FF●パワートレーン:1198cc(83PS/10.5kg・m)+モーター(100KW/320N・m)●燃料タンク容量(L):41[レギュラー]●最小回転半径(m):5.2 ※持ち込み登録

約25%の出力向上を果たしたスポーティモデル

 カスタマイズ車というと見た目もマニアックなスポーツ仕様を想像してしまうが、ニスモ車は違っている。カタログモデルと並べても違和感がなく、それでいて共通したセンスのドレスアップで「ニスモ」をきっちりと主張。「一味違う」の巧みさには感心させられる。そのニスモを販売面で牽引するのがノートであり、看板モデルのe‐POWERにもニスモ仕様がラインナップされている。
 試乗したe‐POWER・ニスモSは先に登場したニスモ仕様の出力向上モデルである。モーターやバッテリーはノーマル車と共通だが、セレナe‐POWERの出力コントロールユニットをベースとすることで大出力に対応した専用開発のパワートレーンとしている。
 この出力アップは全開加速や最高速の向上に繋がるが、むしろ一般走行での小気味よさがニスモと大きな違い。e‐POWERは踏み込み反応のよさが見所だが、そこからの伸びがいい。乗り比べると標準系e‐POWERのニスモがだるく感じられるほど。しかも、過剰反応などのこけおどし的な演出はなく、低中速でも扱いやすい。
 大出力対応のためエンジンの稼働制御も異なっている。稼働頻度が高く、比較的高い回転数を使う機会も多い。いつでも力強く伸びやかな加速を得られるように、蓄電量に余裕を持たせている。
 この制御は電気自動車感や燃費ではハンデになるのだが、低いエンジン騒音と相まって品のいいスポーツ感覚を演出してくれた。
 一般走行では荒さを感じさせず、高速域での揺るぎないコーナリング感覚など、ニスモの良質なフットワークもあり、ツーリングカーとしての魅力も高まっている。e‐POWER・ニスモとの価格差は約18万円であり、カジュアル&スポーティな雰囲気や走りとパワーフィールの相性もよく、コスパでもニスモ系では最も魅力的である。

NISMO専用のフロント&リヤバンパーやルーフスポイラー、赤色ドアミラー、16インチアルミホイールなどのエクステリアは、e-POWER NISMOと共通となる。

モーター最高出力と最大トルクは約25%向上し、発電用エンジンも強化されている。出力コントロールユニットもチューニングが施された。

e-POWER NISMO S専用のアイテムである、エンブレムがフロントとリヤに配置されている。

e-POWER NISMO SではLEDヘッドランプが標準装備となった。

モーター出力増強と出力ユニットのチューニングにより、EVの特性である瞬発力をさらに強化させている。




提供元:月刊自家用車

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