新車試乗レポート[2017.12.17 UP]

HONDAフリードモデューロX最速公道試乗インプレッション

専用チューンのサスペンションを 採用。旋回姿勢をより安定させ、 四輪接地性およびストローク感 を向上させ、よりスポーティな走り と快適な乗り心地を両立。ノー マルと比べればその差は歴然だ。

 ホンダの純正OPとしてラインナップされるModuloの機能/デザイン/品質などのこだわりをトータルパッケージでまとめたコンプリートモデルが「Modulo X」、その第4弾となるが「フリード」である。開発コンセプトは「ミニバンのグランドツアラー」。
エクステリアはフロント周りを専用デザインにすることで、ノーマルの柔らかなデザインに対して、キリっと精悍な印象となり存在感もアップ。エアロパーツ類は単なるドレスアップではなく、モデューロお得意の“実効空力理論”に基づいて開発された機能部品だ。
 インテリアはブラック&モカのコーディネイトを採用。専用のコンビシート、ステアリング/シフトノブやピアノブラック調パネルなどにより、落ち着きある空間に仕立てられている。
 フットワーク系は専用サスペンション(車高変化はなし)に剛性バランスを考慮した専用15インチアルミホイールの組み合わせ。Moduloの提唱する「しなやかで接地性が高い」、「4輪で舵を切るような感覚」をキーワードに、走る道や天候、ドライバーのスキル、そして全ての乗員が快適に過ごせるために、空力性能とセットでセットアップされた物だ。
 ちなみにパワートレーンはノーマルから変更ないものの、ガソリン/ハイブリッド、6人乗り/7人乗りと幅広い選択肢を用意しているのがポイントでもある。
 操舵に対し忠実かつ滑らかにクルマが動くようになり、一体感が増しているのは、サスペンションと空力アイテム変更で前後バランスが最適化され、荷重が上手に分散され4つのタイヤを上手に使えるようになった結果だろう。ロールはそれなりにするが、無駄な動きが抑えられているのとロールスピードがシッカリコントロールされているため、背の高さから来るグラッと傾くような不安感はない。
 いわゆるスポーツ系ミニバンのような過剰な演出とは違い、当たり前の事が当たり前にできると言った印象。つまり「本当はこうしたかったはず」と言う“理想のノーマル”に仕上がっているのだ。これは交差点一つ曲がるだけで体感できるレベルで、誰でも「運転が上手くなったみたい」と感じると思う。
 ただ、欲を言えば、速度を上げるとフラット感が高いが、タウンスピードではやや硬さが残るので、クルマを無理に止めずにもう少し柔らかく動きを残してもいいと思った。とはいえ、最小限の変更で最大限の効果を生んでいるのは間違いない。価格はノーマルに対して高めだが、「ちょうどいい」ではなく「もっといい」一台だ。

この記事の目次



関連情報

ボディタイプ:ミニバン 新車

大型のテールゲートスポイラーや「Modulo X」専用エンブレムなどによってリヤからでも一目見て分かる存在感を放つ。

Modulo X専用のピアノブラック調インテリアパネルを採用したほか、ドアライニング色も変更。スポーティ感と質感をより高めている。

シートは専用のブラック&モカブラウンのコンビカラーを採用。Modulo Xのロゴ入りで、乗る度に歓びと上質な座り心地を味わえる。

専用の15インチホイールは剛性最適化によりカーブなどのコーナリン グ性能を高めた。

「Modulo X」ロゴ入りのプレミアムタイプフロアマットも標準で備わる。

専用デザインのリアロアスカートによって空力性能を高め直進安定性と旋回性を向上させた。

●発売日:’17年12月14日
●価 格:283万680〜315万2520円
●販売店:ホンダカーズ店

■主要諸元(試乗車:HYBRID Modulo X Honda SENSING(6人乗り))●全長×全幅×全高(mm): 4265×1695×1710●ホイールベース(mm):2740●車両重量(kg):1410●駆動方式:FF●パワートレーン:1496cc直4DOHC(110PS/13.7kg・m)+モーター(29.5kW/160N・m)●トランスミッション:7AMT●JC08モード燃費(km/L):27.2●燃料タンク(L):36(レギュラー)●最小回転半径(m):5.2●タイヤサイズ:185/65R15●価格:313万920円(OP含まず)

提供元:月刊自家用車

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