シトロエンの新しい2種類のコンパクトカーC&,DS3は、その個性的なスタイリングが魅力的だ！

【本記事は2010年6月にベストカーに掲載された記事となります。】シトロエンの主力小型車のC3がモデルチェンジし5月6日より日本での販売を開始した。先代モデルから曲面を多用したボディが特徴だったが、新型はさらに質感を向上させ、スタイリッシュに仕上げられている。

全長3955×全幅1730×全高1530mmのコンパクトなボディだが、巧みなパッケージングにより、クラス最大級の広さを実現している。大きな特徴となっているのが、ドライバーの頭上後方まで広がる広大なフロントウィンドウで、まるでサンルーフのように室内が明るく、ドライバーは遮るもののない広い視界を得ることができる。

搭載されるエンジンは、1.6L、直4で、120ps／16.3kgmを発生する。これにマニュアルモード付きの4ATが組み合わせられる。フロントストラット、リアトーションビーム式のサスペンションを採用し、その乗り心地はシトロエンらしい穏やかで快適なものとなっている。装備の異なる2グレードが用意され、価格は209万～239万円で全車右ハンドルだ。さらに、シトロエンのラインアップにニューカーのDS3が追加された。DS3はC3のプラットフォームを使ったバリエーションモデルだ。DSといえば、かつてのシトロエンの名車が思い浮かぶが、その復刻バージョンというわけではない。DSは従来のモデルと一線を画し、より独創的で革新的な個性を兼ね備えたクルマにのみつけられる名称だという。シトロエン社のマーク、ダブルシェブロンをイメージしたグリルに印象的なLEDライトなど、フロントマスクも個性的。まるでルーフが浮いてるかのように、Aピラーがブラックアウトされているのもポイントだ。

室内はC3同様に広々としており、トランクは285Lと大きな容量を確保している。エンジンは2種類で、片方は1.6Lの自然吸気、120psで、4ATと組み合わされる。もうひとつは、1.6Lターボ156psで、6MTが採用されたスポーティモデルだ。ノーマルグレードの「シック」が249万円で、スポーティシートなどを採用した「スポーツシック」が269万円となっている。全車右ハンドルだ。C3／DS3ともにエコカー減税／補助金に非対応だ。

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