「境界摩擦(きょうかいまさつ)」自動車用語集|中古車の情報ならグーネット中古車
境界摩擦(きょうかいまさつ)|グーネット自動車用語集
【その他】その他
その他
境界摩擦とは、エンジン始動時には特に重要な値で、油潤滑の平軸受けが団体摩擦から液体摩擦に移り変わる点での摩擦のこと。摩擦力を横軸、回転数を縦軸に取り、止まった状態から回転数が上昇してくると、固体摩擦から、液体摩擦に移るその時に摩擦力が最小となる。その切り替わる点を基準に、摺動速度が小さいと摩擦力が大きく、回転数が上がるとオイルのせん断力によって摩擦力と回転数が比例する。
境界摩擦はいわば潤滑成分によって表面が保護されているような状態であり、このこと自体は悪い状態ではない。ただし、表面(金属)が熱せられた状態であればその限りではない。