流線型のミニバン危うし、腰パンスタイルのように汚いがカッコ良いのか?
先日家人が、次男(中学生)の運動会を見学したところ、「女の子たちが体操着のズボンを腰パン"してたのよ!あれって男の子だけじゃないのね!」と驚愕していた。それを聞いた私もついでに驚愕した。
腰パン。ズボンをだらしなく腰までズリ下げて履くあのスタイルを、私は心から憎んでいる。あれほどカッコ悪く、あれほど心根の貧しいファッションはあるまい。超ミニスカもヤマンバメイクもぜんぜんOKだが、腰パンは許せぬ。

そう書いてふと思い出したのは、17年ほど前、先輩が「シャツをズボンの外に出すヤツら、あれだけは虫唾が走る」と言っていたことである。そう、いつの時代も、オヤジは若者のファッションに虫唾を走らせるのだ。若者は常にある種カッコ悪いのが好きであり、それが体制に対するレジスタンスなのだ。それはわかっている。わかっていても腰パンだけは絶対許せない。
一方、今の若い女性は、キメキメのカッコいいオープンカーなどに虫唾が走るらしい。あからさまにカッコつけすぎなのがダメだというのだ。カッコいいのはダサイ→腰パン万歳。そういうことなのだろうか?
そう言えばミニバン市場では、近年、乗用車タイプのミニバンの売れ行きが不振だ。エスティマやオデッセイのような流線型のミニバンは、一時に比べて相当販売台数を落としている。それはやっぱり、あからさまにカッコいいのはダメということなのだろうか。もう一切カッコつけるのはヤメ!ということなのか。
そしてミニバン界の腰パンがヴォクシー/ノアなのだろうか?