@Goo編集部より
インド・タタモータースの傘下に入るジャガーに対し、フォードが今後も技術提供を継続する発表がありました。ところで、これまでジャガーがフォードの傘下にあったことって意外に知られていなかったのでは?自動車業界の提携や親子関係は非常に複雑。国内でもスバルと提携するトヨタがスポーツカーを共同開発するとかしないとか。今回はそれに関わるかもしれないインプレッサとライバルのランエボをピックアップします!
![]() ![]() ●プロフィール ※中古車価格は歴代ランサー(全グレード)の4月18日時点、新車価格は現行のランサーを含めたものです。 ![]() ●プロフィール ※中古車価格は歴代インプレッサ(全グレード)の4月18日時点、新車価格は現行のインプレッサを含めたものです。 ランエボ・インプレッサ![]() 好敵手への憎しみ、それは愛の増幅装置 ランサーエボリューションとインプレッサWRX STIは、長年、宿命のライバル同士の間柄にある。お互いの信者たちは、GT-Rなど他のクルマはともかく、ランエボあるいはインプレッサにだけは絶対に負けたくないと思っているらしい。こういう宿命のライバルがいるというのは、非常にスバラシイことである。 古い話で恐縮だが、私が小学生の頃、「花の中三トリオ」というのがいた。山口百恵、桜田淳子、森昌子の3人だ。昌子はアイドルというより歌唱力の人だったので別格だったが、百恵と淳子は、お互いのファンにとって、宿命のライバルだった。 となると、別に大してファンじゃなくても、どちらかを応援したくなる。私は「どちらかというと淳子ファン」だったので、なんとなく百恵を敵視し、憎いとさえ思った。そしてその憎しみが、いつのまにか淳子への愛を深めていた。ライバルがいると、このようなメカニズムにより、自分を応援してくれる人を増加させる効果がある。 話をクルマの世界に戻そう。クルマに関しては私は、破滅的にフェラーリを崇拝している人間だ。そんな私が密かに激しい憎しみを抱いているクルマ、それはポルシェでもランボルギーニでもなく、ランサーエボリューションなのだ。 かつて、自分が始めてフェラーリを買った頃、「高いだけでランエボより遅いフェラーリなんか買うヤツは大バカだ」という読者の投稿を読んで以来、猛烈な憎しみを抱くようになった。ランエボによって私は、フェラーリへの愛をさらに増幅させることになったのであった。つまり恩人だな。あ、恩車か。 ![]() (上)5ドアへと姿を変えた「インプ」。最高出力は308ps、世界唯一となるDCCD方式のAWDを採用する。 ![]() ![]() (上)インプの前後駆動分は前41:後59だが、「マルチモードDCCD」によりドライバーが任意に設定することも可能。 ![]() 【清水草一】 ランエボ・インプレッサ
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