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かつてのクラウンに走りのよさを求めることはなかった。が、先代以上に期待にこたえてくれるのが最新モデル。グレードによっても違いはあるが、最初に乗った3LのロイヤルサルーンGの好フィールには正直、好感度が高まった。フル加速時には6400回転レッドのところ6200回転でシフト。静粛性が高くスムーズであるうえに、十分に速い加速性に満足。100q/hは6速1800、5速2400、4速3200、3速4400回転たらずで、快適な高速クルージングが堪能できる。
でも、新世代クラウンの走りのよさは、シャシー性能との好バランスにつきる。ことに、走行制御モードはグッド。ノーマルモードでのコンフォート感から、スポーツモードへセットしたと同時に味わえるアグレッシブ感がたまらない。ステアリング比、電動パワーステアリングのアシスト力、ダンパーの減衰力がスポーツ方向に。軽かった3.5回転のパワステは手ごたえ上々、サスの剛性感は高まるがそれまでのマイルド、しなやかさも失われない。最初は「最良」と予想していた2.5Lより、3Lのトータルバランスがよいと体感させられたのが意外だった。
とにかくロイヤルサルーンの3Lの走りはよい。が、同時に試乗した3.5LのアスリートGパッケージはまた別格。パワフルでビシッとした足腰、安定したコーナリング姿勢と、その実力は特筆ものだった。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
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