クラウンマジェスタ(トヨタ)の口コミ・評価：筋骨隆々な男がスーツを着込んでいる様（2009年03月）

トヨタクラウンマジェスタ【筋骨隆々な男がスーツを着込んでいる様】のレビューをご紹介

トヨタ　クラウンマジェスタ[2009年03月]

投稿者評価

平均

筋骨隆々な男がスーツを着込んでいる様投稿日：2017年02月10日※レビューの内容は投稿時のデータです。

4.9

【所有期間または運転回数】
今年１月に購入してまだ１か月経っていませんが購入前とは印象がガラリと変わりました。

【良い点】
Ｖ８搭載であることから力強さはかなりのもの。それでいて静粛性は非常に高い。全長４９９５ｍｍ・全幅１８１０ｍｍも確かに日本の交通事情に配慮したサイズとなっており、意外にも普段使いで大きさを感じさせはしない。感動したのは最小回転半径５．３ｍということ。以前乗っていたヴィッツはＭＴということもあったが、５．７ｍという小回りの利かないコンパクトカーで辟易していた。それが０．４ｍも縮小されたのだから取り回しには困らない。
気になる燃費だが４．６Ｌ　Ｖ８ということもありお察し。しかし高速巡行時の燃費は軽く１１ｋｍ／Ｌは超える。このあたりの良し悪しは個人が受ける印象次第だが公称燃費を超える数値が簡単に出せるあたりそこまで燃費の低さを嘆く必要もないように思える。

【悪い点】
はっきりとここが悪いと言えるものは無いが、気になったのはモード選択時の車の挙動。ノーマルモードではふわふわしたエアサスに軽いステアリングで日常で使うにはなんら不足は無い。しかしスポーツモード選択時の足回りはもう少し硬くしても良いのでは？という印象だった。車の性格上速く走るよりも余裕のある出力で気筒数を増やし、快適性を上げるのは構わないがせめてスポーツモードでは走りの演出を凝っても良かったと思う。ターゲット層が年配向けなだけに自分のような若輩者が物申すのもお門違いではあるが。

【総合評価】
数々の快適装備に贅沢なパワー。本物の木を用いた内装などまさに「高級車」そのもので非日常的な響きだが乗り出すとむしろ日常的に運転してもこれが「高級車」ということをいい意味で印象を受けない。
日本人向けに設計されたクラウンのワンランク上の車種であるのだから当然と言えるのかもしれないが、この配慮にはおもてなしの真髄が備わっている。最初はマフラー換装でもしようかと思ったがこれほど威厳のある車。
「ノーマルが一番かっこいい」とはこの車のためにある言葉だ。