ダイハツ シャレードデ・トマソ 【走りは楽しいのに地味で残念なコンパクトスポーツカー】のレビューをご紹介

ダイハツ シャレードデ・トマソ[1994年05月]

投稿者評価

平均

走りは楽しいのに地味で残念なコンパクトスポーツカー 投稿日:2023年02月27日※レビューの内容は投稿時のデータです。

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【このクルマの良い点】
軽自動車やベーシックカーを生産する国産車メーカーのダイハツと、イタリアンスポーツカーを生産していたデ・トマソ。両メーカーのコラボレーションから誕生したのが、シャレードの派生モデルであるシャレードデ・トマソです。

2代目シャレードに設定されていたデ・トマソターボはターボ車でしたが、4代目をベースにしたこのデ・トマソには、1.6lの直列4気筒自然吸気エンジンが搭載されています。ターボ車ほどのインパクトはないものの、群雄割拠のいわゆる「テンロク」クラスのエンジン。ダイハツのHD−EGエンジンが名機の中に入っていたかは微妙なところですが、デ・トマソによるチューニングやMT車で800kgという軽量ボディも相まって、キビキビ走る一台です。

サスペンションやブレーキにも専用チューンがなされており、四輪ストラットの独立懸架サス、四輪ディスクブレーキの採用、高められた車体剛性など、見えないところにもしっかりこだわっています。

【総合評価】
デ・トマソの名を冠しても、エアロパーツを付けても、ナルディのステアリングやレカロシートを装備しても、シャレードデ・トマソは初代のインパクトを超えられない地味さがあります。
またハッチバックとしての実用性はというと、これもなかなか微妙なところ。デ・トマソは3ドアなので、リヤシートへの乗り降りも、荷物を放り込むにも、決して便利とはいえません。

そんなこともあり、インターネットで「シャレードデ・トマソ」と検索しても、2代目シャレードのデ・トマソターボしかヒットしないし、よく言っても地味、悪く言えば存在感が薄い車。90年代に登場したハッチバック車でスポーティーグレードの「ホンダ シビック EG」は、「スポーツシビック」という愛称で検索してもヒットしますが、シャレードデ・トマソには特別な愛称もありません。そういう意味では、玄人好みの一台と言えるでしょう。

ただ、NAエンジンならではの吹け上がりのよさが特徴で、当時はターボエンジンの完成度がさほど高くなかったこともあり、アクセルを踏むのが気持ちいい。MTを駆使したドライブの楽しさを味わいたいならシャレードデ・トマソもありです。

  • 外観4.0
  • 乗り心地3.0
  • 走行性能4.0
  • 燃費・経済性3.0
  • 価格2.0
  • 内装4.0
  • 装備3.0
利用シーン
ドライブ 趣味
オススメ
走り好き 男性向け
特徴
カッコいい 小回り 操作性 加速

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龍之介466

愛知県名古屋市昭和区

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自動車関連の資格

普通自動車第一種運転免許(MT) / 大型自動車第一種運転免許 / 3級自動車整備士(ガソリン) / 保険募集人資格

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シャレードデ・トマソ

総合評価

3.3
(1件) (「普通=3.0」が評価時の基準です)
外観のデザイン・ボディカラー 走行性能 乗り心地 価格
4.0 4.0 3.0 2.0
内装・インテリアデザイン・質感 燃費・経済性 装備
4.0 3.0 3.0

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