新車試乗レポート
更新日:2018.10.25 / 掲載日:2013.05.17
マツダ プレマシー(2013年~)試乗レポート
マツダ プレマシー(2013年~)試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表・発売/2013年1月24日
マツダ/0120-386-919
■クラストップレベルの低燃費で快適安全エコドライブを
止まっていても動きを感じさせるスタイリッシュな外観と、手ごろなボディサイズ、使い勝手のよさをアピールポイントとして、2010年に登場したプレマシーがマイナーチェンジ。ミニバン初のSKYACTIV技術搭載車もラインナップに加わり、環境とお財布の面から注目を集めている。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 竹岡圭
今回のマイナーチェンジで注目なのは、新たにグレードが追加された、2LのSKYACTIV-G搭載モデル(FFのみ)。高効率のガソリンエンジンと6速ATを組み合わせたSKYACTIV技術が搭載されている。話題性の強いディーゼルエンジンモデルがないのが少々残念だが、コンパクトミニバンというプレマシーの性格と、価格とのバランスを考えると、ガソリンエンジンがちょうどよいのかもしれない。
そのプレマシーの性格と言えば、お買い物&お迎えといった普段使いに加えてたまのロングドライブといったところだと思うのだが、この使い方を考えてかなり燃費にセッティングを振っているせいか、走り味は全般的におとなしい印象だ。力は十二分にあるので、人や荷物をめいっぱい積んでも走らないということはないが、マツダらしいスポーティな素早さのようなものには、正直なところちょっと欠ける。運転のティーチング機能i-DMも搭載されたことだし、快適安全エコドライブを前面に押し出そうということなのだろう。その結果として、きちんとミニバンクラストップとなる16.2km/Lの低燃費を実現している。
そのi-DMなどが装備されたため、TFTカラー液晶を採用した専用メーターが設定され、インテリアの質感も高まった。またミニバンとしての使い勝手のポイントもきちんと改良。代表的なところでは、ラゲッジルーム床下のアンダートランクの深さが50mmから200mmへと拡大し、スペースが広がった。電動スライドドアが標準装備されたのもうれしいポイントだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ピアノブラックやシルバーの加飾をあしらい上質感を演出する。マルチインフォメーションディスプレイも装備。
6速ATもSKYACTIV技術のひとつとなる。今回のマイナーチェンジでは本革巻きシフトノブの形状も変更されている。
自動防眩ルームミラー、クルーズコントロール、ステアリングシフトスイッチ、6スピーカーはセットオプション。
■インテリア/エクステリア写真[2]
2LのSKYACTIV-Gエンジンを搭載。高効率でパワーを出しつつ燃費がよく、環境にも優しい。
SKYACTIV技術搭載車には新開発の15インチタイヤが装着される。Lパッケージには17インチを装備する。
ジールレッドマイカ、ジェットブラックマイカ、メテオグレーマイカの3色のボディカラーが新たに加わった。
プレマシー 20C-SKYACTIV(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4585×1750×1615mm |
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ホイールベース | 2750mm |
トレッド前/後 | 1530/1520mm |
車両重量 | 1490kg |
エンジン | 直4 DOHC |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 151ps/6000rpm |
最大トルク | 19.4kg m/4100rpm |
JC08モード燃費 | 16.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 195/65R15 |
全国メーカー希望小売価格
マツダ プレマシー | 179万9000~235万2000円 |
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