新車試乗レポート
                    
          更新日:2018.07.02  /  掲載日:2015.12.18      
フォード フォーカス 試乗レポート(2015年12月)
- フォード フォーカス 試乗レポート   - 試乗 
 【マイナーチェンジ】
 発表/2015年9月8日
 フォードお客様相談室
 0120-125-175
 文●九島辰也 写真●編集部
  
■クラス随一の走りの資質がさらに磨かれた新しいフォーカス
フォードの5ドアハッチバックがこのフォーカス。日本ではイマイチの認知度だが、世界ではベストセラーに数えられる一台。今回はそのマイナーチェンジ版で、フェイスリフトとエンジンのダウンサイジング化が施された。2Lユニットは1.5Lターボへとスイッチしている。ほかのラインアップ同様、直噴化されたエコブーストエンジンの搭載となる。よって低燃費にも期待大だ。
■ドライビング/ユーティリティ
  - Report 九島 辰也 
- フォーカスはそもそも旧ヨーロッパフォードが手がけたモデル。英国フォードが中心となりハンドリングマシンとして開発された。昨今は「ワンフォード」という旗のもと、アメリカもヨーロッパも関係ないが、このクルマにはヨーロピアンテイストが強く根付いている。 
 なので、今回もハンドリングは軽快でコーナリングを得意科目とする。ニュートラルなステアリングに対し、すべてがリニアに反応するところはさすが。スッと鼻先をイン側に向けると、ジワッと外側に荷重がかかりながらフラットな乗り味をキープする。じつによくできたサスペンションのセッティングだ。リヤサスのストロークの十分な長さも感じられる。そしてダウンサイジングされたエンジンがこれまたいい感じに吹け上がる。これで1.5L(!?)と思える力強さは特筆すべきポイント。ターボとのマッチングがよく、ラグもほとんど発生しないセッティングだ。街中、高速、ワインディングと走りまわったが、どのシーンでも不満はなかった。今回はパドルシフトが付いたのでその恩恵もしっかりある。
 そして、この「顔」がまたいい。厳ついマスクが多いなか、クールな二枚目を演出する。フィエスタとの親和性もあり、新世代フォードのアイコンとなることは間違いない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
  - シフトレバーにあったMTモードのサムスイッチが廃止され、パドルシフトになり操作性が高まった。モニターのMy Ford Touchにはオプションでナビシステムが付けられる。 
  - シートは大きめでゆったり座れる。しかもキャビンは想像以上に広く、大人5人が座れるスペースが確保された。リヤセンター席にもヘッドレストがしっかりと備わる。 
■インテリア/エクステリア写真[2]
  - エコブーストは直噴式+ターボという仕組み。ディーゼルエンジンのノウハウも生かされ開発された。 
  - 開口部が広く邪魔な突起物が少ないリヤカーゴ。通常の状態でも広いが、リヤシートまで畳めばさらに収納スペースが広がる。 
  - オートパーキングアシスト、アダプティブクルーズコントロール、オートブレーキなど、電子デバイスが満載されるのも新型の特徴。フォードの最新技術がしっかり搭載されるのがうれしい。 
フォード フォーカス スポーツ プラス エコブースト(6速AT)
| 全長×全幅×全高 | 4385×1810×1470mm | 
|---|---|
| ホイールベース | 2650mm | 
| トレッド前/後 | 1555/1545mm | 
| 車両重量 | 1420kg | 
| エンジン | 直4DOHCターボ | 
| 総排気量 | 1497cc | 
| 最高出力 | 180ps/6000rpm | 
| 最大トルク | 24.5kg m/1600-5000rpm | 
| サスペンション前/後 | ストラット/マルチリンク | 
| ブレーキ前後 | Vディスク | 
| タイヤ前後 | 215/50R17 | 
価格
| フォード フォーカス | 309万~349万円(全グレード) | 
|---|
 
		 
				 
			
			 
						
 
						 
						 
						 
						 
                                                 
						 
						 
						 
						 
						 
						 
						

 
               
          