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更新日:2023.10.03 / 掲載日:2023.10.03

「バスコン」の特徴とメリット・デメリットは?【キャンピングカー入門】

バスコン イメージ

 アウトドアブームの現在、人気上昇中のキャンピングカー。様々な種類がある中でもキャンパーたちの憧れと言われているのが、バスやマイクロバスをベースとしたバスコンバージョン(バスコン)です。

 通常のSUVやハイエースよりも大きなクルマをベースとしているだけに、存在感は抜群。実際にオーナーとなった場合には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 キャンピングカー入門 第5弾はバスコンの特徴やメリット・デメリットを深掘り!冒険の相棒探しにぜひお役立てください!

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バスコンってどんなクルマ?特徴やベースとなる車両について

トヨタ・コースターは国産バスコンのベース車として人気のモデル
トヨタ・コースターは国産バスコンのベース車として人気のモデル

 バスコンは、バスやマイクロバスの外装はほとんど変えずに、内装を居住スペースに改装したものです。なお、マイクロバスのボディ部分をカットして専用の居住スペース(シェル)を架装したものもありますが、こちらは一般的にはセミフルコンと呼ばれています。

 どちらにしても国産キャンピングカーの中では最大サイズのカテゴリーに当たり、キャンピングカーの乗車経験がある人達からは興味や憧れの的となっているようです。

 トヨタ・コースターや三菱ふそう・ローザといったマイクロバスが、国産バスコンのベース車両として定番のモデル。過去のモデルでは、日産が2021年まで販売していたシビリアンも人気車両の一つに挙げられます。

バスコンのメリット・デメリット

 国産キャンピングカーでは最大クラスに挙げられるバスコンは、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

バスコンのメリット

高さと長さを兼ね備えた居住スペースで高い快適性を誇る
高さと長さを兼ね備えた居住スペースで高い快適性を誇る

1.高さと長さを兼ね備えた広い居住スペース
 もともと人を乗せて走るために作られているマイクロバスがベースなので、室内高は約1.9mとだいたいの人が立って歩ける高さ。加えて約5.5m~6.0mの室内長により広い空間を実現しています。
 中型バスや大型バスをベースとしたモデルを選べば室内長がさらに広くなり、2家族が一緒に使うことも可能です。
 多くのモデルが、キッチン・冷蔵庫・ベッド・リビングスペース・トイレなど、生活に必要な設備をすべて整えている点もメリットです。

2.高い走行性能と乗り心地の良さ
 「人を乗せるために作られたクルマ」がベースであることのメリットは、走行性能や乗り心地にも表れています。走行中は振動が少なく、安定性も良好。パワーのあるエンジンを積んでいるので加速性能も良く、快適に運転できます。
 モデルによってはダブルタイヤになっており、高い安定性を備えています。

バスコンのデメリット

1.駐車スペースが探しづらく、普段使いに向かない
 マイクロバスでも6m超の長さを持つバスコンは、駐車場探しがネックの一つ。当然ながら立体駐車場には停められないため、使えるシーンが限られてくるのが難点です。

2.価格・維持費が高額
 バスコンは、ベース車両そのものの相場が700万円以上と高額。そこにさまざまな快適装備が上乗せされるため、バスコンの相場価格は1,000万円~2,000万円となってしまいます。
 また、自動車税も排気量に応じて課税されるため、一般的な車両に比べると高額に。ただし、こちらについては8ナンバーを取得するなどして負担を抑えることも可能です。
3.車両によっては普通免許で運転できない
 多くのキャンピングカーは普通免許で運転できますが、バスコンは乗車定員が11人以上、もしくは車両の総重量が3.5トン以上の場合は普通免許で運転できないので注意が必要です。
 ただし、免許の取得時期によって運転できる車両総重量の条件が異なります。ご自身の運転免許を確認してみてください。

バスコンはこんな人にオススメ!

バスコン イメージ

 では、バスコンが合う人はどんな人なのでしょうか。メリット・デメリットを踏まえて紹介します。

1. 長期間のロードトリップを楽しみたい人

 長い期間にわたって旅を楽しみたい人にはバスコンがピッタリ。日常生活に必要な設備を不可分なく揃えられるので、本格的なバンライフを満喫できるでしょう。

2. 大人数でキャンプを楽しみたい人

 親子3世代で、あるいは気の合う友人家族を招いてキャンプを楽しみたいという人には、大人数で移動できて就寝もできるバスコンはうってつけです。

中古車も必見!バスコン!

グーネットの「キャンピングカー特集」で旅の相棒探し!
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 メリット・デメリットの項目でも開設した通り、バスコンを新車で買う場合の相場は1,000万円~2,000万円。維持費の事も考えると、初期費用は抑えられるならなるべく抑えておきたいところです。

 そんなバスコンの購入は、中古車がオススメの選択肢。装備が充実したバスコンはリセールバリューが高いため、中古車市場にも程度の良い物件が流通していると言われています。グーネットでは2023年9月現在で70台弱の物件が登録されており、掘り出し物が見つかるかもしれません。

 ぜひ、旅の相棒探しにお役立てください。

>>バスコンの中古車を探す

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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