車のエンタメ
更新日:2018.10.23 / 掲載日:2016.02.29
シボレーのCMがホラーテイストでこわい!

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
シボレーのミドルサイズセダン「マリブ」とコンパクトモデル「クルーズ」。2016年モデルのCMは、なんとちょっぴりホラー調だ。それもそのはず、このCMを手がけたのは『死霊のはらわた』シリーズや『ギフト』、『スペル』などスリリングなホラー映画のメガホンをとってきたサム・ライミ監督なのだ。
舞台は薄暗い森の一軒家。壁から浮き上がる黒いシミ、忍び寄る黒い影、得体のしれない獣のような声……屋敷を訪れた若い女性に次々に恐怖が訪れる。ホラー映画のトレーラーと言ってもよさそうな展開に、思わず背筋がゾクッとしてしまう。小さな子どもだったら泣き出してしまうかも。
「怖いもの見たさ」というのは、国籍を問わず人間の深層心理にあるものなのだろう。女性は不穏な音が聞こえてくるドアに近づき、ノブに手をかけようとしたそのとき!
部屋の中から「なにしてるの? よしなさいよ!」という声が。何が起こったのかと驚きながら「なんですって?」と訊く女性。部屋の中から「ここにモンスターがいるんだよ」、「さっさと逃げなさい」とさらなる忠告を受けた女性は、お礼を述べて立ち去っていく。
画面には、「悪いアクシデントが起こる前に、警告があったらいいと思いませんか?」とテロップが表示され、鬱蒼とした森のなかの2台のクルマが映し出されるのだが、危険を事前に察知して警告するシボレーのアクティブセーフティ・システムをユーモアたっぷりに紹介している、というわけ。ちなみに、サム・ライミ監督、ホラー映画ばかりでなく、『スパイダーマン』シリーズや『オズ はじまりの戦い』などのエンターテイメント作品の監督でもあるのだ。ホラーの世界観で引きつけてジョークに落とす、短いながらもよくデキた作品なので、ぜひ一度ご覧あれ。