車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2018.02.09
巨大自動車運搬船! 輸入車はこうしてやって来る!
みなさんは自動車を運ぶ専用の船を見たことがありますか? はじめて見るときは、1000台ものクルマを積める船の巨大さにきっと驚くことでしょう。今日お届けするのは、そんな自動車運搬船で起こっている日常風景の映像です。
内部はカーフェリーの巨大版。もしくは大きな立体駐車場をイメージしていただければ大体間違いありません。海に浮いているのが信じられない巨大重量物です。
クルマを止めたら、ベルトでしっかりと固定します。船が傾いた時にクルマがずれると、横転して沈没する原因になりますからね。また、クルマ同士が接触すると、それだけでも大変な損害ですから。
しかし、隣のクルマとの間隔はわずか10cm! 信じられないほど狭いです。とはいえきっちり10cmと計るわけではないので、時には誤差が溜まってスペースがいっぱいになって予定通りに車両が積めない……ということもあるのだとか。
車両は数人で1組になり「ギャング」と呼ばれるチームとなって、船内に運び入れます。1組の「ギャング」にはスタッフ運搬用のバン1台と、運搬用のバン専属のドライバーが用意されます。なぜなら積み荷の運転は一方通行だから。船で運ぶ車両を船内の所定の位置に停めたら、「ギャング」をバンに乗せ、船外の積み込む車両が置いてある場所へ移動するのです。
クルマたちは組み立て工場のラインを出てから、鉄道やトラックで港に運ばれ、海を渡る長旅を経て、オーナーが待っている場所に運ばれるのでした。この積み込みの様子、いちどは実際に見てみたいものですね。