新車試乗レポート
更新日:2018.11.16 / 掲載日:2014.10.10

日産 スカイライン 200GT-t 試乗レポート

  • 日産 スカイライン 200GT-t 試乗レポート

    日産 スカイライン 200GT-t

    試乗
    【追加モデル】
    発売/2014年6月5日
    日産・お客様相談室 0120-315-232

  • 日産 スカイライン 200GT-t

■スカイラインにスポーティで手軽なターボモデルが追加

 日産ブランドを代表するスカイライン。新型は米国のインフィニティブランドのバッジを付けていることでも話題となった。それだけ高級路線でつくられたことを意味する。
 そんなスカイラインに先般加わったニューモデルがこれ。先にリリースされた3.5L V6のハイブリッドとは性格が異なる2Lガソリンターボエンジンの200GT-tだ。

■ドライビング/ユーティリティ

Report 九島辰也

Report 九島辰也

 話題のこのエンジンはメルセデス・ベンツ製である。E250に積まれるものと同じだ。211馬力というパワーもそれを意味する。これはいま流行の企業間におけるアライアンスから生まれた。安全基準や排ガス基準といった厳しい法規制をクリアするため、各社得意分野を分け合う方向へ向かっている。直噴式のこのエンジンは高効率で、二酸化炭素排出量を削減できるばかりか、省燃費も期待できる。このクラスでJC08モード13.6km/Lは立派だ。
 実際に動かして思ったのはエンジンとシャシーのバランスが予想以上にいいこと。踏めばスポーティに走れるし、高速道路をゆったりとクルージングするのも可能だ。その点からも新型スカイラインは構造上しっかりつくられているのがわかる。
 また、電動式パワステのチューニングもいい。基本的に重めで安定感を感じる。車速感応式なので、ときに高速道路ではそれが強まる。さらに追従する足まわりもよく仕上げられている。俊敏とまではいかないが、かなりスポーティだ。
 新型はデザインも高評価を得ている。一見あまり個性のないセダンに思われがちだが、ボディパネルの抑揚は繊細で美しい。それを含め、このクルマのバランスは高水準にあるといえそうだ。

■インテリア/エクステリア写真[1]

  • インテリア/エクステリア写真[1]

    2つのモニターを使い分けることでスイッチ類を減らしているのが特徴。今後この傾向は各社で強まると思われる。全体のデザインはかなり洗練されている印象だ。

  • インテリア/エクステリア写真[1]

■インテリア/エクステリア写真[2]

今回はリヤシートにも座ってみたのだが、スペース、乗り心地ともに問題はない。4ドアサルーンとしての役割を十二分に備えている。前席は座面もシートバックも大きい。

  • インテリア/エクステリア写真[2]

  • インテリア/エクステリア写真[2]

■インテリア/エクステリア写真[3]

  • インテリア/エクステリア写真[3]

    ひとことで言って「デカい」。ハイブリッドでは電池が邪魔をしていたが、それがない。ゴルフクラブはなんと4つ搭載できるとか。

  • インテリア/エクステリア写真[3]

    複雑な面構成でつくられるスカイラインのボディ。工場での生産クオリティが上がったことで実現された。北米ではインフィニティG50の名で売られるだけに、スタイリングは高級感を漂わせる。

  • インテリア/エクステリア写真[3]

    こちらが今回メルセデスから供給される2L直4直噴式ターボ。世界的なトレンドのど真ん中にある。

日産 スカイライン 200GT-t Type SP(7速AT)主要諸元

全長×全幅×全高4800×1820×1450mm
ホイールベース2850mm
トレッド前/後1535/1555mm
車両重量1680kg
エンジン直4DOHCターボ
総排気量1991cc
最高出力211ps/5500rpm
最大トルク35.7kg m/1250-3500rpm
JC08モード燃費13.6km/L
サスペンション前ダブルウィッシュボーン
サスペンション後マルチリンク
ブレーキ前後Vディスク
タイヤ前後245/40RF19

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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