現行の4代目はボディサイズをさらに若干拡大し、前席の着座位置も高く設定。XVが都市型クロスオーバーとしてひと足早くモデルチェンジしたこともあり、フォレスターはオン/オフロードを問わないオールラウンドSUVの性格をいっそう強めて登場した。 室内は居住空間の拡大はもちろん、サイドシルを低くして乗降性が向上。後席もセンタートンネルやコンソール後端を抑えて左右の移動をしやすくするなど、きめ細かい配慮が織り込まれている。荷室容量も標準で505L、パワーリヤゲート付きでも488Lと文句なしだ。 メカニズムではとくにパワートレーンの進化が著しい。2Lターボにはレガシィに続いて新世代DIT(直噴ターボ)、そしてスバル独自のリニアトロニック(チェーン式CVT)を搭載。ボンネットのスクープを廃止したのは、運転席の視界と空力のためだ。 2L NAに踏襲のFB型もベースのインプレッサ以上に改良を施した最新版で、アイドリングストップも採用。ミッションはこれもリニアトロニックに一新している。新開発の6速MT設定も走りの楽しさを追求するスバルらしい。 ボディとシャシーは、レガシィのマイナーチェンジで採用されたサポートサブフレームリヤの導入、電動パワーステアリングのギヤボックス強化など、大幅に剛性アップ。強力なDITに十分見合うエンジニアリングが施されている。 昨年10月には一部改良を行い、パワーリヤゲートやサイド&カーテンエアバッグの設定を拡大。2.0i-Sアイサイトはターボ車と同じスポーツメーターなどを採用した。
COPYRIGHT(C)1996-2014 PROTO CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.