ホンダ N−WGN | 目利き講座

目利き講座

ホンダ N-ワゴン
(2013年11月)
中古車購入チェックポイント

DBA-JH1
参考車両:G・Aパッケージ
初年度登録:2013年11月
追加装備:<メーカーオプション>ディスプレイオーディオ<ディーラーオプション>フロアカーペット (2013年11月)

ホンダ N-ワゴン<br />(2013年11月)<br />中古車購入チェックポイント

■全体のチェックポイント

2013年11月に発売した「N」シリーズ第4弾の軽ハイトワゴン。車両がどのように使われていたか想像しながら、車体まわり・室内・装備機器を細かくチェック。日常点検や定期点検整備をやっていない車両も少なくないので、走行系各部や運転支援機能の具合と整備状況を必ず確認。参考車両は、衝突回避支援機能も正常か確認する。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・1.車体のバランスを見る

 まずは、傷、歪み、塗装の異常などに注意しながら外装を観察する。前面は、バンパー、グリル、ボンネット、ヘッドランプ、フェンダーなどの状態をチェック。細部では、ボンネットやフロントガラスの飛び石傷にも注意したい。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・2.隣接部も同時にチェック

 バンパーは、角や下部に損傷がないか見て、ずれていないか立て付けも調べる。バンパー下にあるロアスポイラーの破損にも注意。
 バンパーに連なるフェンダーは、ホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)の縁あたり、奥のタイヤハウス内、内側にあるフェンダーライナー(泥よけカバー)なども、損傷や修理跡がないかチェック。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・3.周辺も慎重にチェック

 ドアは、外面だけなく、内側も修理跡などがないかチェック。ドアを外して修理や交換していないか、ヒンジ部もチェック。同時に、ピラー(柱)やサイドシル(車体の梁)など周辺もチェックする。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・4.車体の内側も調べる

 ボンネットは、内側とヒンジ部をチェック。フェンダーも、内側に腐食(錆)や修理跡などがないか見て、取り付け状態を調べる。同時に、車体パネルもチェック。エンジンルームの最前部にあるラジエターサポートおよびグリルやヘッドランプなど関連部品も、異常がないか必ずチェックする。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・5.後部のチェック(1)

 後面も、バンパー、テールゲート、コンビネーションランプ、フェンダー、ピラー、ルーフなどに異常がないかチェック。
 テールゲートは、ナンバープレートを外した形跡(封印の傷)などにも注意。開閉の動き具合をチェックし、全開状態で下がってこないかダンパーロッドの効きも確認。テールゲート内側も修理跡などがないか見て、ヒンジおよびヒンジ固定部もチェック。パネル接合部の溶接やシーラーの状態に注意しながら開口部も慎重にチェック。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・5.後部のチェック(2)

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・6.下側に要チェックポイント(1)

 車体側面は、下部のサイドシル(車体の梁)を必ずチェック。床下側も覗いて、損傷、腐食(錆)、修理跡などがないかチェック。判断は難しいかもしれないが、交換の形跡に注意したい。同様に、ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)もチェックする。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・6.下側に要チェックポイント(2)

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・7.損傷の程度と範囲を確認(1)

 リアフェンダーは、ドア開口部に乗り降りによる傷や簡易補修跡などがないかチェック。マスキング跡があれば、周辺を詳しく調べて、損傷の程度と範囲を確認。左リアフェンダーは、フューエルリッドと給油口周辺も、修理跡やマスキング跡などがないか見る。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・7.損傷の程度と範囲を確認(2)

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・8.ホイールとタイヤをチェック

 「G/G・Aパッケージ」は、フルホイールキャップ付14インチスチールホイール+155/65Rタイヤが標準装備。ホイールは、樹脂キャップに傷や破損などがないか見て、取り付け状態をチェック。ホイール自体も、錆やリム(タイヤと接している部分)の曲がりなどに注意しながらチェック。タイヤは、残り溝の深さを点検し、傷やひび割れなどがないかチェック。接地面の一部が極端に減る偏摩耗など異常摩耗を起こしていれば、不適切なエア圧なども考えられるが、サスペンションの異常や車体の歪みなどにも注意する必要がある。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・9.床下の様子も覗いて見る

 車体パネルや補強部材、カバー類、マフラーやサスペンションなどの部品類も、傷、歪み、破損、修理/交換跡などがないかチェック。オイルやグリスなどの漏れ、樹脂やゴム部品の劣化・破損などにも注意。錆は、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態をチェックする。

■外装の小傷よりも車体骨格のダメージに注意する・・・・・★損傷の有無と修理/交換歴を確認する

 「N-ワゴン」は、従来の「N」シリーズに対して、空力性能を高めたボディ、高強度な車体部材/外板や高効率接合を採用した車体、騒音や振動を抑えるとともに防音・遮音材を配置して静粛性を向上。軽自動車ではじめて安全性能総合評価で5つ星を獲得したのも特徴としている。車体構造はともかく、車体骨格にダメージがないことも確認したい。骨格部を事故修理しているのは修復歴車だが、たとえ修復歴に該当しなくても、損傷や修理/交換箇所がないか販売店に聞いてみよう。

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・1.隅まで細かくチェック

 室内は、シートや内装材に汚れ、染み、傷、穴、破損などがないかチェック。床や天井の状態も調べるほか、ボックスやトレイ、ポケットなどは内部も見る。
 ボックスの蓋やエアコン吹き出し口、スライド式センタートレイ、スイング式センターボックスなどは、可動部の破損に注意しながら動き具合もチェック。

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・2.カーゴスペースもチェック(1)

 前席周辺だけでなく、後席も、フロントシートバック、リアシート、リアドアパネル(アームレスト)、リアシート下アンダートレイ、フロアカーペットなどをチェック。リアシートは、前後スライド、5:5分割のリクライニングとフォールダウン(前倒し)、ヘッドレスト位置調節なども試してみる。
 後部カーゴスペースも、傷みがないかチェック。スライドボードとカーゴリッドを開けて、カーゴフロアボックス周辺の状態も見る。

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・2.カーゴスペースもチェック(2)

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・3.装備機器類の作動を確認

 ヘッドランプ、ウインカー、ミラー、テール/ブレーキ/バックランプなど保安装置。パワーウインドウ、ドアロック、室内ランプなど、基本的な装備機器の作動状態をチェック。スマートキーのキーレスエントリー機能(ドア/テールゲートの解錠・施錠とハンドル部のボタンスイッチ)や盗難防止機能も確認。フルオートエアコンは、特に冷房の効き具合に注意して、調整・設定機能をチェックする。

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・4.追加装備の機能も確認

 [ディスプレイオーディオ]装備車は、iPhone機能対応、7インチ画面でスマートフォン感覚の操作、ナビアプリや音楽アプリとの連携、USB/Bluetooth接続、HDMI/USB接続による映像再生、ステアリンリモコンスイッチ(オーディオ+ハンズフリーテレフォン)、リアカメラの視界範囲を変える3モード[ノーマル・ワイド・トップダウン]表示機能など、関連・連携するすべての機能が正常か確認したい。

■インテリアの状態と装備機器の機能をチェック・・・・・・・★販売店で細部まで調べてもらう

 参考車両に付いているメーカーオプションの[ディスプレイオーディオ]は、リアワイドカメラ、リア2スピーカー、シルバー塗装加飾付ステアリングホイール、ピアノブラック調センターパネルも装備する。車両をチェックする際は、まず装備内容を販売店に聞いて確認。装備機器類は、とりあえずわかるところだけでもチェックし、どこかに異常がないかは販売店で点検してもらおう。特に電装機器の作動状態に注意したい。

■走行機能のコンディションと整備状況を確認する・・・・・1.エンジンをかけてみる

 エンジンをかけて、始動具合、アイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。始動時には、スマートキーの機能(盗難防止エンジンイモビライザーも含む)とプッシュエンジンスタート/ストップスイッチの具合を確認。表示灯・警告灯の点灯、インジケーターやディスプレイの表示などにも注意。わからないことや疑問は、販売店スタッフに聞いてみよう。

■走行機能のコンディションと整備状況を確認する・・・・・2.エコ機能もチェック(1)

 CVTは、セレクトレバーを[P・R・N・D・L]レンジに入れながらシフト操作具合をチェック。可能なら試乗して、自動無段変速動作をチェック。アイドリングストップ[ECON]スイッチの燃費優先(エンジンやエアコンを自動制御)と空調優先(ECONモードOFF)の機能も確認。

■走行機能のコンディションと整備状況を確認する・・・・・2.エコ機能もチェック(2)

■走行機能のコンディションと整備状況を確認する・・・・・3.運転支援機能もチェック

 走行安定制御VSAの作動および[VSA OFF]スイッチの機能もチェック。シティブレーキアクティブシステム装備車は、前走車を検知するレーザーセンサー、追突防止自動ブレーキ、誤発進防止エンジン出力抑制、[CTBA OFF]スイッチなどの機能も確認。
 とはいっても、異常を判断するのは非常に難しい。各機能は販売店で点検してもらうほうがいい。

■走行機能のコンディションと整備状況を確認する・・・・・★正しく点検・整備してもらう

 「G」と「G・Aパッケージ」は、3気筒660ccツインインジェクションエンジン+トルクコンバーター付CVTを搭載。アイドリングストップシステム、電動パワーステアリング、EBD(電子制動力配分)付ABS、ブレーキアシスト、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、エマージェンシーストップシグナル、ヒルスタートアシストなどを装備。「G・Aパッケージ」は、CTBA(シティブレーキアクティブシステム)、前席用容量変化タイプサイドエアバッグ、前席/後席サイドカーテンエアバッグを装着する[あんしんパッケージ]も標準装備している。
 難しいメカニズムの話はさておき、それぞれの機能が正常か確認したい。とりあえずオイル漏れなどに注意しながらエンジン周辺を見て、詳しい整備状況は販売店に聞いてみる。車両の購入を決めるなら、走行関連機構をすべてきちんと点検・整備してもらうようにしよう。

■最初に車両の現状を確かめる

 中古車両をチェックする際は、現物を見て「年式(登録年月日)・仕様・グレード」を確認。標準装備のほかに、メーカーオプションや販売店オプション、市販機器、カスタムパーツなどを追加していないか確認。整備状態も含めた現状を販売店で確認しよう。

■目利きはココを見る!(1)

「車両の情報」を見る
●「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、追加装備などの使用説明書が揃っていることも確認。●「定期点検整備記録簿」は、記載内容を必ず確認。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両の状態を探る参考になる。

「立て付け」を見る
●外板パネルは、合わせ(隙間)が均等でなかったり、位置がずれていれば、ダメージを受けているか修理/交換している可能性がある。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角)やモール(飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。●外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、立て付けの狂いなども判断しやすい。パネル表面を斜め方向から透かして見るようにすると、小さな凹みや浅くて広い凹み、波打ち(しわ)なども見つけやすい。しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡だ。

「塗装の状態」を見る
●部分的に色艶が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所は、修理跡の疑いがある。●新しい塗装跡は、錆などの補修か、損傷を負って修理したのか、詳しく調べる。●修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることがあるので、隣接しているパネルの色艶も比べてみる。●塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があるのはマスキング(周辺に塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするカバーを粘着テープなどで留める)跡。ドア開口部などにマスキング跡があれば、なんらかの理由で塗装しているので、周辺を詳しく調べる。●エンジンルーム内やスペアタイヤ収納部などは、外装色とは違っていることもあるので注意する。

「取り付け状態」を見る
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体部品を外す時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ボンネット、フロントフェンダー、ドア、テールゲート(またはトランクリッド)などは、外して修理、あるいは交換することがあるので、ネジを見て、ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部周辺も修理跡などがないか調べる。

「接合部」を見る
●車体部品を交換する際は、溶接部を剥がすことがあるので、パネルの接合部を調べる。●スポット溶接(接合部にある丸い窪み)を打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴があるので注意する。●接合部に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理や交換で塗り直していると不自然に見える。●爪で押して、プチッと表面が割れる(表面が硬くても内部が柔らかい)ようなら新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、接合状態や塗布する方法によって形状が違っていることにも注意する。

■目利きはココを見る!(2)

■今回の車両のプロフィール

●軽自動車「N」シリーズ(Nボックス、Nボックス プラス、N-ワン)の第4弾として2013年11月に新発売した「N-ワゴン」。従来のNシリーズよりも軽量・高剛性化した車体に、刷新した直列3気筒660ccエンジンと改良したCVT(自動無段変速機)を搭載し、FF(前輪駆動)と4WDを設定。フロントサスペンションなども新開発。車両挙動安定化制御 VSA、エマージェンシーストップシグナルESS、ヒルスタートアシストHSAなど運転支援機能を全車に標準装備。衝突回避・軽減を支援するシティブレーキアクティブシステム、前席サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグをセットで装備する[あんしんパッケージ]を設定。燃費性能・走行性能・安全性能を向上するとともに、快適性と高級感を加えている。モデルバリエーションとして、カスタムカー風に仕立てた「N-ワゴン カスタム」もラインアップしている。
「N-ワゴン」の仕様グレード「G」は、N(A自然吸気)エンジンを搭載し、アイドリングストップ、ハロゲンヘッドライト、電動格納式ドアミラー、LEDリアコンビネーションランプ、UVカット機能付ガラス、フルオートエアコン、スマートキー、プッシュエンジンスイッチ、オーディオレス・2スピーカー、アレルクリーンシート表皮、フロントベンチシート、5:5分割可倒式リアシート、14インチスチールホイールなどを装備したスタンダードタイプ。
「GAパッケージ」は、Gの装備に[あんしんパッケージ]を追加するほか、ディスチャージヘッドランプ、運転席ハイトアジャスター、ハーフシェイドフロントウインドウを標準装備。
「Gターボパッケージ」は、ターボエンジンを搭載し、ターボ専用フロントグリル、14インチアルミホイール、フロントベンチレーテッドディスクブレーキ、フロントスタビライザーを装着。基本的な装備は、GAパッケージに準じている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード 型式 シフト 駆動
G DBA-JH1 CVT FF
DBA-JH2 CVT 4WD
G・A パッケージ DBA-JH1 CVT FF
DBA-JH2 CVT 4WD
G・ターボパッケージ DBA-JH1 CVT FF
DBA-JH2 CVT 4WD
この記事を友達に教える
Share (facebook) Check
メールマガジン『@Goo』
中古車目利き講座 新着記事



ブランド別検索
中古車目利き講座  トヨタ トヨタ 中古車目利き講座  日産 日産
中古車目利き講座  ホンダ ホンダ 中古車目利き講座  マツダ マツダ
中古車目利き講座  三菱 三菱 中古車目利き講座  スバル スバル
中古車目利き講座  ダイハツ ダイハツ 中古車目利き講座  スズキ スズキ
Goo-netクルマ関連記事

Goo-net News

新車情報をはじめクルマ業界の
ニュースをいち早くお届け

中古車情報

中古車選びに役立つ情報満載!
あなたにピッタリのクルマが見つかる

新車紹介・新車試乗

発表されたばかりのニューモデルを
独自で紹介、試乗レポート

中古車目利き講座

上質な中古車を見極めるポイントを
詳しく解説!買う前に要チェック