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TSIエンジンやDSGはそのまま継承されたから、少なくともドライブトレーンとプラットフォームは先代と同じなのだ。と言っても基本が同じだけで、そのチューニングなどは微妙に違う。とくに1.4Lのツインチャージャーは最高出力が、意識的に10ps引き下げられた。また、組み合わされるDSGも7速の乾式クラッチに替えられた。そして微妙だがクラッチを繋ぐタイミングが、5世代目よりも若干遅い。
これが意味するところは……よりスムーズでシームレスなシフトアップ&ダウンである。相変わらず瞬速であることに変わりはないのだが、ゴルフのGT TSIやGTIほどのダイナミズムは持たない。だから少しジャジャ馬な乗り味を求める層にはモノ足りなさが残るが、それはいずれ出るであろうGTIに譲る。とりあえず投入されたコンフォートラインとハイラインは、先代のGT TSIとTSIコンフォートラインの代わりである。だから、廉価なトレンドラインとGTIがあとから追加されると考えれば納得できる。
とにかくそのスムーズさと静粛性の高さ、それにハーシュネスの小ささは、先代から大きく進化した点。何より乗り心地が抜群だ。これまでフランス系のライバルと比較して乗り心地がいまひとつという印象を受けていたが、これで完全に追いついた。今回からはATは存在せず、DSGだけになったことも時の流れを感じさせる。DSGのほうがはるかに軽快だし燃費にも好結果を与えるのだ。
(文:中村孝仁 写真:中村宏祐)
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