「グランエース」は、トヨタから2019年12月に発売開始されたラージサイズのミニバンです。上質で快適な移動空間を追求して開発されたこのモデルは、東南アジアやオセアニア向けに生産されている国外向けの新型ハイエースをベースにしました。ベース車が海外向けハイエースとはいえ、キャブオーバータイプのハイエースとセミボンネットをもつグランエースではボディやデザインの共通点がありません。グランエースのデザインは、印象的でワイドなフロントグリルや力強い大型ボディなどにより、圧倒的な存在感を放っています。それだけでなく都会的でラグジュアリーな雰囲気を感じさせることで周りの目を奪い、オーナーの心を躍らせる一台となっているのです。このビッグボディに6人または8人が乗車できますが、乗員がフル乗車しても十分なラゲージスペースが確保されており、ひとつひとつのシートも1人がけソファのようにゆったりとした作りになっています。プレミアムの2列目、3列目シートに採用されるエクゼクティブパワーシートは、座り心地の良さに加えて、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構をはじめ数多くの機能が装備されました。利便性と快適性の両方を追求したこのシートは、全ての乗員に高級な空間とくつろぎの車内スペースを実現させています。また、4列シートのGには、2列目のエグゼクティブパワーシートに加え、3列目にはリラックスキャプテンシートを採用しました。4列目のシートはチップアップ機能をもたせることで、多人数乗車と機能性を両立させています。グランエースに用いられるエンジンは、十分なパワーや高い操作性、環境性能などのバランスによって実現させる2.8Lのディーゼルターボエンジンです。このエンジンは、DPRや尿素SCRシステムの採用により窒素酸化物の大幅に低減させることで、クリーンな排ガスを実現させています。さらにディーゼルのガラガラとした振動やエンジンノイズを感じさせない静粛性も特徴で、乗員を快適に目的地へと運んでくれるでしょう。グランエースはもちろん、トヨタのミニバンらしい安全性能も高く、数多くの安全装備がドライバーをサポートします。ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせによるセンサーが車両や歩行者などを感知することで、プリクラッシュセーフティをはじめとしたさまざまな安全機能が作動するのが特徴です。2019年12月発売モデルには8人乗りの「G」、6人乗りの「プレミアム」の2グレードが用意されています。4WDモデルの設定はなくコンベンショナルなFRという駆動方式、トランスミッションもトルコン式の6速ATが採用されます。※記載の文章は、2021年7月時点の情報です。