アウディ　Q7　オイル漏れ　タペットカバー PCV ブローバイ　｜車検・点検・修理のグーネットピット

オイル漏れで入庫いたしました。

オイル漏れの場所は通常は考えられない部品です。なぜかと言うと、エアーの負圧をオンオフするバキュームコントロールバルブつまりエアーの通り道だからです。

エアー負圧の引き込み場所はインテークマニホールドです。
ここのホースを抜いてみると、オイルが大量に流れ出てきました。

インテークマニホールド内にオイルが吸い込まれ溜まってしまい、バキュームホース内に流れ込みバキュームコントロールバルブから流れ出たのです。

エンジンオイルの吸い込みの原因の１つにブローバイ還元装置オイルセパレーターの不具合があります。
今回はそれを疑い作業を進めます。

Q7のPCVオイルセパレーターはタペットカバー内部一体式の為アッセンブリー交換です。

インテークマニホールドを外し、タペットカバーを外します。
次に一体式のPCVセパレータを何とかタペットカバーより剥がし取り点検の為分解してみると・・・・

ダイアフラムの破れが確認できました。
オイルセパレーターの機能不良でブローバイガス内のオイルをタペットカバー内に戻す事が出来ず、インテークマニホールド内に吸引され溜まってしまった様です。

事前見積で作業依頼を受けていましたので、予測で発注しておいた部品を予定通り取付し短期間でスムーズに作業を終えることが出来ました。
作業後エンジンも安定しふけ上りも良好です

ありがとうございました。

ブローバイ還元装置の不具合は他車種でも多い修理です。
アイドリング不安定やエンスト、エンジン不調の症状も引き起こします。
白煙、オイル消費にも影響します

気になる方はご相談お待ちしております。

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