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令和2年式メルセデス・ベンツE200カブリオレが入庫しました。
今回の症状は、左右のヘッドライトがともに点灯しないというものです。

早速、フロントバンパーを外して点検を実施したところ、右側ヘッドライトには目立った異常はありませんでしたが、左側ヘッドライト内部に結露による水の侵入が確認されました。

まずは定番のチェックポイントであるヒューズから確認しましょう。
エンジンルーム、運転席側にあるヒューズボックスを調べたところ、案の定、ヘッドライト系統のヒューズが焼き切れていました。
新しいヒューズに交換したところ、右側ヘッドライトは無事に点灯するようになり、ひとまずは正常に復旧しました。

次は左側ヘッドライトへの対応です。
水が侵入していたため、最悪の場合はヘッドライトユニット全体の交換が必要になる可能性があります。
ヘッドライトを外して詳細に点検したところ、ヘッドライト内部の「制御モジュール」にも水が入り込んでおり、これが原因で故障していることが判明しました。

メルセデス・ベンツの純正部品は高額であるため、今回は中古品または社外の新品を探すことにしました。
ヤフオク（Yahoo!オークション）で社外の新品ヘッドライトユニットを見つけ、早速取り寄せて交換しました。

しかし、交換後も左側のスモールライト（ポジションランプ）が点灯しない事象が解消されません。
改めて原因を追求した結果、水の侵入による影響はヘッドライトユニット本体にも及んでおり、内部の電子基板や配線が断線していたことが判明しました。
これが根本的な原因だったのです。

最終的には、信頼性の高い良質な「中古ヘッドライトユニット」を調達し、交換することで問題を完全に解決することができました。

メルセデス・ベンツは世界中で愛される車種であるため、質の高い中古部品が流通しています。
純正部品にこだわりすぎず、コストパフォーマンスに優れた「中古部品」を一度検討してみることも、賢い選択となるでしょう。

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