メルセデス・ベンツ　Ｃクラス　C180 W205　M274 エンジン関連修理・整備 冷却系統修理　｜車検・点検・修理のグーネットピット

クールマン松原です。

相変わらず暑い夏が続いております。
夏といえばエアコン修理と冷却系統の修理が昔から定番でございます。

今回はベンツW205 初期型になります。
症状はオーバーヒートでクーラント漏れです。

自分は以前ヤ◯セのメカニックをしていたため、
この辺の年式は得意です。

W205も10年を迎え故障も増えております。
クーラント周りはベンツの特に故障が多いトラブルです。

診断をしていくと故障カードはなし。
水温センサー値が上がっていって、
ファンが回りますが下がる気配はありません。
サーモスタットかなと思いますが、
念の為電動ウォーターポンプの作動テストをすると、
若干音はしてますが動いてない？
消費電流値もおかしいのでポンプはダメな様子です。

距離や年式からポンプとサーモスタットは交換した方が良いと判断して見積もりしました。

交換のサーモスタットは少しややこしいです。
インタークーラー及びインマニを外すとやっと大きなサーモスタットが見えてきます。

外すとブロックに接続する部分は折れてしまいました。
まぁプラスチックの部品はそんなもんですね。
暑い中でも手は動かします。
交換が終わり今度はウォーターポンプです。

部品を照らし合わせるとアウトレットが違う...
追加で部品を注文して作業完了。

純正のクーラントを使い、
入念にクーラントのエア抜きを行ってロードテスト。
水温も安定して良い感じです。
何度かクーラント補充を繰り返して作業終了です。

これであと10年頑張ってくれると良いですね。
今回はサーモスタットは純正、
ウォーターポンプは有料品を使っての修理です。
ウォーターポンプは純正が欠品中でした。
適材適所の修理心掛けておりますので、よろしくお願いします。

ここまで外さないとサーモスタットは外れません。
W205はオルターネータで火災も発生しているのでチェックは必要です。

なんともでかいサーモスタットです。
電動制御で弁をコントロールしております。

この時点でやっと不足部品に気が付きました。
ウオーターポンプも電動で制御することにより、
燃費や駆動損失を減らすことができます。
壊れなければ良くできております。

外した部品を点検するとポンプインペラーは固着して動きません…
時間があるときに分解してみますね。

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