BMW ３シリーズ F30/F31　エンジン不動　スターター　トランスミッション　エマージェンシー　名古屋市　北区　西区　北名古屋市｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　3シリーズF30/31　エンジン始動不可

エンジンが始動不可でご入庫いただきました。
入庫時にバッテリーが上がっておりブースターで始動を試みるもスターターが回転している様子が無く、スターターの診断から行うことになりました。

まずはスタータの点検を行うためリフトアップをしたいのですが、近年の車は国産・輸入車に限らず電子シフトが増えてきています。
F30/31も電子シフトの為、簡単にニュートラルにすることができません。
今回はバッテリーも上がっていたのでエマージェンシー用のボルトを締めてパーキングロックを解除することにしました。

まずはアンダーカバーを取り外します。
BMWはアンダーカバーのビスが多いうえ地面との隙間も大きくないので大変ですが、手を伸ばしたり潜り込んで外していきます。
エンジンとトランスミッションのカバーが外れれば準備完了です。

次に事故防止の為、必ずサイドブレーキ+輪留めを確実にかけておきます。

トランスミッション助手席側に写真のようなボルトが見えるので、締めこんでいきます。
締めこんでいくとロッドが上に押されパーキングロックがメカニカルに解除されます。

この状態でリフトまで押せば、リフトアップしてスターターの点検が行えます。

リフトアップして下から見たスターターです。
スターターの点検手順に従って点検を行い、今回はスターター本体の不良と判断しました。

交換したスターターです。
バッテリーも合わせて交換をさせていただき、始動良好となりました。

パーキングロックをもとに戻し、アンダーカバーを取り付けます。
最後にバッテリーが上がっていたのでテスターにてメモリーをクリアし、バッテリーの交換も記録して作業完了となります。

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