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LR　ヴェラール　バランスシャフト交換【後編】

⑤フロントカバーを取り外し位置固定のSSTを取り付けます。
これにより新品を取り付ける際に、意図せず回転し位置がずれることを防ぎます。
また、フロント側からの抜き出し・差し入れする際のガイドの役割を果たしてくれます。

⑥リヤにもSSTを取り付けます。
SSTのボルトをまわすことでシャフト自体が押し出され、フロント側から抜き出すことが可能になります。
非常に硬い為、滑って他の部品を損傷させてしまわないように注意が必要です。
IN側/EX側に付いていますので2つ共、慎重に取り外します。

⑦2つ共取り外しが出来れば、別のSSTに変えて取付けを行います。
取付け時はSSTを使用して引き込むように取り付けます。

上の画像が取り外したバランスシャフトになります。
IN/EXともに同じ部品を使用している為、同時交換になります。

⑧シャフトの交換が完了すれば、これまでの手順と逆に組んでいきます。

カプラーやホース類を多く外していますので、一つ一つ確実に取付けしていきます。
また様々な部品を外していますので、必要に応じてパッキンやガスケットを新品へ交換し作業後に別の不具合や漏れが発生しないように作業していきます。

エンジンをかけれる程度まで組上がれば、診断機で一度リセットを行いエンジンを始動します。
エンジンを始動し異音が止まっているか、作業で外した部分や触れたところに異変が無いかを確認します。
暖機が完了するまで様子をみて異常が無ければ最終組上げていきます。

最後にしっかりと走行を行い再度リフトにかけて、最終チェックを確実に行います。

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