MINI cooper S　５ドア（ミニ　クラブマンクーパーS）F55（DBA-XS20）に、エンジン冷却水漏れ修理。愛知県名古屋市のMINI専門店ソウワコーポレーション｜車検・点検・修理のグーネットピット

MINI F55クーパーS （DBA-XS20）修理。
今回も持病の水漏れ。
リザーバータンクはカラカラに乾いてますね。
試しに、水を入れてみると下から筒抜けジャージャーに漏れてきます。今回は近所のオーナー様だったので辿り着けましたが、冷却水を保持できないような状態でしたら、自走はできないと判断してJAFや保険会社のレッカーサービスを使い入庫する事を強くお勧めします。
無理に走らせるとエンジンブローし廃車になりますよ。

さて、早速修理に取り掛かります！
あー、今回はオイルフィルターハウジングからの漏れで、ウォーターラインの入り口壁面が2箇所崩れ落ちパッキンがちょん切れてますね。

このように、F型エンジンの水回り漏れは、パッキン劣化では無く、キャリア本体の劣化崩れが原因となっている事が殆どです。
同じ事が、隣に装備されているサーモスタットでも起こりますので、まとめて交換修理をお勧めします。
オイルフィルターハウジングは名の通りオイルフィルターが装着されている部品ですので、交換時エンジンオイルに冷却水が混入してしまいます。
ですから、部品交換後は、冷却水の交換（入ってないけど）と、オイル交換をして修理完了です。

完了後、オイルレベル測定を車両で行います。
あれ？
測定ができない。
エンジン回転数が不安定で高い。
タンクベントバルブがダメですね。
この故障もよくあります。
タンクベントバルブは燃料タンク内の圧力をコントロールしている部品で、このバルブが正常に動かなくなると、アイドリング回転数が上がったり下がったりと不安定になります。
最後にこの部品を交換して、ヨシ！完了。
オイルレベル測定も正常にできました。

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