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2020年04月12日 19:57スバルレガシィツーリングワゴン2 ウォーターポンプ交換 長野県安曇野市
車検入庫のレガシィツーリングワゴン。
ウォーターポンプ付近から漏れを発見!
確認作業から始めます。
パッと見てサーモスタットケースからの漏れにも見えます。
この角度から見るとサーモケースとは違う箇所から漏れている様にも見えます。
そしてウォーターポンプが無い方のケースにまでクーラントが滲んでいるのが分かる1枚です。
まだウォーターポンプかサーモケースか判断しずらいためタイミングベルトカバーを外してみます。
カムシャフトプーリーが上ではなく真横にあるのが水平対向エンジンの特徴です。
サーモケースから間違いなく漏れが発生しています。
反対側のケースに付着していたクーラントはタイミングベルトカバーに近いサーモケースから漏れたクーラントが毛細管現象の様にカバーの合わせ面を伝った可能性が高いです。
ウォーターポンプの合わせ面を点検します。
サーモケースほどでは無さそうですが、特有の緑粉が付着しているのが確認出来ました。
ウォーターポンプ内のシールがダメになる特有の症状が出ていない感じがするので、サーモスタットのガスケットとウォーターポンプのガスケットを交換すれば、とりあえず漏れは止まりそうですが、ラジエータを交換したりラジエータファンが回らない感じがするなど、サーモスタットやウォーターポンプに負荷が掛かっている可能性が高いため、部品交換による修理を実施します。
サーモスタットのシールがふやけている様に見えます。
純正の質が悪いのか、水平対向による特有の熱量なのか、一度オーバーヒートの様な高温の状況があったのか不明ですが、間違いなく劣化しています。
タイミングベルトカバーの合わせ面にたぶんクーラントであろうと思われる粉の固まりが付着しています。
合わせ面の左端まで付着している様を見ると、反対側のケースまで伝って行った事も想像出来ます。
ウォーターポンプ裏側です。
合わせ面の下側に緑粉が付着しているので、ここから漏れというよりは滲みが発生していたと想像出来ます。
滴になるほどの漏れが発生している様には見えませんが、間違いなく滲み出ていたと判断出来るほどの緑粉の量です。
サーモケース裏側もシール式での密閉にしては汚いです。下に見えるパイプの腐食からも、クーラントの管理が悪かった可能性が高いです。
エンジンオイルだけでなくクーラントも定期的に交換したいですね!
新品のウォーターポンプとサーモスタット。
サーモスタットのシールが非常にキレイな形状をしています。
サーモケースは定盤上で磨きました。
取り付け完了。
クーラントを注入し、エンジンを掛け電動ファンが回るまで待ってエンジンを止めます。
後は20分ほど試乗し、翌日リザーブタンクに適量を注入し完成。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成17年 | メーカー・ブランド | スバル |
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車種 | レガシィツーリングワゴン | グレード | 2.0GT |
型式 | TA-BP5 |