マツダ　オートザムＡＺ－１　ベースグレード　（Ｅ－ＰＧ６ＳＡ）のリフレッシュ作業（ドライブシャフトブーツ交換）前回の続き｜車検・点検・修理のグーネットピット

（前回の続き）
リフレッシュ作業の続きでございます。
段々ときれいにリフレッシュされていくと、何か愛着が湧いてきますね！
プライベートでは、家族サービスなど、やることが多いため、
ここ数年、自分時間も取れていないため、自分のバイクのメンテナンスや車検、
好きな事が出来ていないため、ストレスも溜まってきています。
ストレスの発散、気晴らしをしていきたい担当Kでございます。
4月以降実施していきたいなぁ　と思う今日この頃です！

本日のご紹介は、ドライブシャフトのリフレッシュ作業となります。
このＡＺ－１は後輪駆動のため、前輪駆動のドライブシャフトみたいに、
舵を切ってアウターブーツの伸び縮みがないため、劣化は少ないです。

なので、大きなゴムの亀裂はありませんが、30年選手のため、
ブーツがカチコチに固くなっております。
後輪駆動のドライブシャフトブーツは、このＡＺ－１も含め、
破れない限り、車検ＮＧとはならないため、よほどの事が無い限り
（ジョイント部の異音など・・・。）廃車まで何もしない事が多いの
ですが・・・・・、

良く見てみると、薄っすらと亀裂も小さいものが確認出来ます。
（これでも破れはないため、車検は合格します。）
これよりも、内部の潤滑のグリスの劣化が、私担当Kは気になりますので、
内部を確認　点検させて頂きます。

案の定、内部のグリスは劣化して白くトロトロになっておりました。
もうここまでくると、グリスの潤滑機能はしてないような気がします・・・。
かろうじて、内部の潤滑はされているのですが、内部のジョイント部に
とっては、新しいグリスを充填してあげて、労わってあげたいですね！
この写真はインナージョイント部ですが、インナーはあまり負荷が
かからないのも事実です。
なので、インナー、アウターとグリスの種類が違っています。
特に前輪駆動（FF車）車のアウターの等速ジョイントは、常にハンドルを切るため、
負荷がかかりやすく、破れてしまって、雨水やら異物が混入してしまうと、
異音が発生してしまいます。
元のグリスの色は、このインナーグリスは、黄土色で、アウターグリスは、
黒っぽい色となります。
この写真のインナー部は、新品時の黄土色から劣化して、白っぽくトロトロ
になった訳です。

この点、後輪駆動（FR車、RR車、MR車など）車は、ドライブシャフト自体、
FF車と構造は同じで、舵を切らないので、負荷がかかりにくく、
破れる確率はかなり低いです。
なので、一般的にこういったリフレッシュ作業や修理も
実施する機会が少ない訳です。

お客さまにも途中連絡させて頂き、アウター、インナーブーツ交換と、
内部の清掃、新しいグリスの充填作業もさせて頂く事になりました。
せっかくのリフレッシュ作業なので、中途半端な事はしたくありませんでした。
部品の方も、アウターブーツ、インナーブーツとも、マツダ純正部品が
全部無く、インナーブーツは社外品での対応となりました。
とにかく部品が揃って私担当K、安心いたしました。

ブーツも最近の分割式ではなく、昔ながらの割れないブーツなので、
インナージョイント部から分解して交換していきます。
昔は全部こうやって、ドライブシャフトブーツを良く交換したものです。
手がグリスまみれになるので、ひと昔前までは、私担当Kは、嫌いな作業でした。
ジョイント部の清掃をしながら、ブーツ交換をしていきます。
ジョイント部のブーツグリスも普通のではなく、ワコーズさんの
ちと高級なグリスにさせて頂きました。
私担当Kは、グリスとか潤滑油系は、こだわらさせて頂きます！
長い目で見ると、耐久性やら、潤滑性能は変わってくると思います。

やはり新品のブーツは良いですね、気持の良いものですね！
何度も言うのですが、古い車両は、部品があるうちにリフレッシュして
おきたいものです！

左右のドライブシャフト、リフレッシュ作業完了致しました。
本当にきれいになりました。
ゴム部品が新しくなりますと、安心感が違いますね！

見た目は、リビント品のドライブシャフトみたいになりました。
これから当分活躍してくれると思います！！

同時にドライブシャフトが差し込まれる箇所の、
ミッション＆デファレンシャルのサイドシールも左右交換を
させて頂きました。
このタイミングで交換をしないと、組み上げた後で漏れが発生して
しまいますと、また分解しないといけなくなります。
余分な工賃も発生してしまいます。
なので、こういった不随作業は大事です！
これで、ドライブシャフト系修理完了です。
（次へ続きます）

• マツダ
• オートザムＡＺ－１
• （Ｅ－ＰＧ６ＳＡ）
• マイクロスポーツ
• Ｆ６Ａエンジン