マツダ　オートザムAZ-1　（E-PG6SA）の各部リフレッシュ作業（ブレーキ廻り）（続きます・・・・・）｜車検・点検・修理のグーネットピット

平成4年式　マツダ　オートザム　ＡＺ－１（E-PG6SA）の整備作業のご紹介です。
以前、当店の整備ブログを見て下さって当店にご指名を下さいました。
本当にありがたく思います。
本当に大事にされております、愛着が感じられるＡＺ－１です。
綺麗な赤にオールペンされており、とてもきれいな
ミッドシップ　マイクロ　スポーツです！
走行距離は、133000キロとなります。

お客様のご依頼事項は、F/右側のホイールが、F/左側に比べて
熱くなる。
ブレーキをかけた時のジャダー、足回りの劣化等を相談を受けさせて
いただきました。
追加で、各部の点検、リフレッシュ作業の方もご依頼を
お受けさせていただきました。

リヤエンジンなので、前側のボンネットを開けても、
ブレーキのマスターシリンダー、ウォッシャータンク、エアコンの
サービスカプラーなど、主に整備用のスペースです。

早速ブレーキ廻りを点検させていただきます。
何か懐かしい足回りと思いきや、昔のキャロルと共通部品が
沢山ありますね。

フロント右側のキャリパーの状態です。
錆もそうですが、ピストン自体　虫食いが酷く、クレーター状態です。
磨いても再使用が無理なため、右側はピストン本体を
交換させていただきました。
フロント側ピストンは、新品が純正品でまだ出てきましたので、
交換させていただきました。
左側は、新品ピストンを頼ませていただき、予備としてストックして
いただきました。
こういう旧車は、まだ新品が出てくる内に、部品のストックは大事ですね！

フロント側左は、ピストンは良好でした。
なので、清掃させていただき、シールキットにて
オーバーホール作業させていただきました。
左は、以前ピストンを交換されていた形跡がございました。

フロント左右キャリパー、オーバーホール作業完了いたしました。
綺麗になりました。

次は、リヤブレーキとなります。
リヤブレーキは、サイドブレーキとフットブレーキが
兼用の構造のため、内部が複雑になります。
ピストンは御覧の通り、サビサビで虫食い酷くなって
おりました。

内部のピストンのゴムシールは、純正品が在庫がありましたが、
このピストンを含め、サイドブレーキ用のプッシュロッド、
カムを含め、内部のシール部品は、マツダの純正品としては
廃盤となっておりました。
しかし、あきらめず　捜索願いを発令して、キャリパーメーカーから
逆算させていただき、他社での流用出来る部品を割り出せました。
この瞬間、車好きの私担当K、とてもうれしく思いました。

このＡＺ－１を後世に残すためには、しっかりと
頑張ります！

内部のキャリパーです。
経年劣化による錆が多いですが、しっかりと
洗浄させていただきました。

こちらが探し当てた、新品ピストン、新品プッシュロッド、新品カムです。
内部のシールキットは、マツダの純正品は、ピストンしか出ないため、
社外品では、セットのオーバーホールキットの設定がございましたので
発注させていただきました。
最近まで、リヤのキャリパー本体の新品があったのですが、
いつのまにか、廃盤になっておりました。
しかし、この新品のピストンが手に入り、とてもうれしく感動いたしました。

ブレーキパッドも前後　熱で、摩擦材が剥離しておりましたので、
前後とも、社外品のスポーツパッドに交換させていただきました。

前後キャリパーのオーバーホールが完了すれば、
気になるのが、マスターシリンダーです。
ブレーキの油圧を発生させる、大事な部品です。

この内部も、シール類、ピストンなどで構成されておりますので、
経年劣化は免れません。

このマスターシリンダーのオーバーホールキットは、
マツダ純正品が、数個在庫がございましたので
早速発注させていただきました。

内部をしっかりと清掃させていただき、
オーバーホールを進めて参ります。
何か久しぶりに、ワクワクする整備をしている実感が
湧いてきました！
車の整備に誇りを感じている　担当Kでございます。

ブレーキホースも漏れ等、亀裂など　ございませんが、
年数経過のため、今後の事もあり　交換させていただく事に
なりました。
しかし、数年前まではマツダの純正部品がございましたが、
既に廃盤になっておりました。

色々と検索させて頂き、
性能アップ、ドレスアップも狙わせていただき、

ステンレスメッシュのブレーキホースセットに
させて頂きました。
信頼ある、APP製です。
他にも、グッドリッジやスウェッジライン、エンドレスなど
あったような気がします。
どれも老舗です！

通常のゴムホースにステンレスのメッシュをコーティングがなされ、
施されておりますので、ブレーキング時に膨張しにくく、
ブレーキのタッチが、カチカチっと感触が良くなりますので、
ロスが無くなり、フィーリングアップに貢献します！
バイクのカスタムでは、このブレーキホース交換は、
メジャーです！
（続きます・・・・・、）

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