ニッサン　セレナ　20S　（DBA-NC25）の冷却水漏れ修理（ラジエーター交換）｜車検・点検・修理のグーネットピット

平成19年式　ニッサン　セレナ　20S　DBA－NC25　の
修理車両がご入庫されました。
当店リピーター様で、走行距離は117000キロでございます。
お申し出事項は、「エンジンルーム内から水蒸気が出る、冷却水が
漏れている」　とありました。
早速サクサクっと作業開始いたします。
このNC25系のセレナなので、大体の原因の予測は浮かびました。

この型のセレナは結構売れて、人気があったように思います。
この当時、ニッサン車の中では屋台骨みたいな存在だったと
記憶しております。
嫌味の無いボディーライン、コンパクトな5ナンバーサイズといい、
中々スタイリッシュなデザインだと思います！

ニッサンお得意のMR20、2000CCガソリンエンジンです。
スムーズなエンジンで、この車体を気持ち良く走らせてくれます。
原因を調べてみると、この当時のセレナ、エクストレイルなどの
お決まりの、ラジエーターのアッパータンクからの水漏れでした。
やはり予感は的中致しました。
お客様に修理箇所のご説明をさせていただき、
ラジエーター本体交換となりました。
このニッサン系のラジエーター交換は、もう何十台と実施いたしました。
最初の状態が、あまり良くないのかもしれません。
放熱性も良くないのかも？！

狭いながらも、フロントバンパーは外さず出来ました。
ラジエーターグリルは外して、ファンモーター、アッパーホース、
ロアホースなどを外して、

このように古いラジエーター本体がお目見え致しました。
エアコンホースがすごく邪魔をしてくれましたが、
外す事が出来ました。

ご覧の通り、アッパータンクとコアの継ぎ目から、
かなり漏れています。
この状況ですが、お客様の方で　こまめな冷却水の補充を
して頂いていたため、オーバーヒートが無く　良かったと思います。
オーバーヒートをしてしまうと、エンジンに歪みが発生して、
エンジン本体交換　又は、オーバーホール作業が必要となり、
多額の修理費となってしまいます。

外させて頂いた古いラジエーター本体です。
かなり年季が入っております。
良く見ると、アッパータンクとコアの継ぎ目に、
べったりとシール材が塗られていて、
簡易的な補修がなされておりました。
これでは、漏れてしまいます。

こちらが新品のラジエーター本体でございます。
コストが安くつく、社外新品にさせていただきました。
新品は綺麗で、気持ちの良いものですね！
中古品も探せばありましたが、保証も無く、耐久性も
不安が残ります。

付随部品としては、ラジエーターキャップもゴムの劣化があり、
サーモスタット、サーモバルブも交換させていただきました。
こういった部品は、こういったタイミングで交換するのが、
吉だと思います。
このタイミングだと、工賃も部品代も安いですからね！
ちっちゃな部品ですが、役割はとても重要な部品です。
交換後、エア抜き作業を実施、試運転、清掃、最終チェック実施して
完了致しました。

冷却水は、当店おすすめの商品となりました、
ワコーズさんのハイパークーラント交換、冷却水添加剤　クーラントブースターも
注入させていただきました。
漏れも無く、エンジン音も静かに　スムーズになり、この瞬間に整備の
やりがいを改めて感じさせていただきました。
このNC25系のセレナ、末永くお乗りいただければ幸いです！
O様、この度も当店株式会社ピットイン鯉城商事　速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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