マツダ　オートザム　ＡＺ－１　Ｍ２（Ｅ－ＰＧ６ＳＡ）の車検整備（リフレッシュ作業含む）③｜車検・点検・修理のグーネットピット

（前回からの続き）
こんにちは、前回はオルタネーターのリビルト品の交換のご紹介を
させていただきました。
今回は、ブレーキ周りのリフレッシュ作業です。
年式的にも、ブレーキ関係のゴム部品の劣化は、
予想出来ます。
オーバーホール作業も、部品がメーカーにあるうちに　リフレッシュを実施させて頂きたいと考えました。

前後ブレーキキャリパーのオーバーホールとマスターシリンダーのオーバーホール
も今回の車検でさせて頂く事になりました。
先ず、キャリパーのオーバーホールとなります。

写真はフロント側です。
結構錆が多く、予想していたので、この度リフレッシュ出来て
良かったです。
ピストン、キャリパーボディーをクリーナーを使い、
ゴシゴシと清掃します。
傷つけなように気をつけます。
綺麗にする工程は、私はとても楽しく良い仕事だなあ　
と思い、作業させていただきました。
ＡＺ－１が喜んでいる心境です。（私担当K、自分の世界に入って　すみません）

取り外したゴムシールです。
写真を見て頂ければ、錆の多さ、劣化具合がお分かりになって
頂けると思います。
最近はキャリパーのオーバーホールはあまり、トラブルがないと
実施するケースがありませんが、5年以上経過すると劣化が始まりますので、
予防的にオーバーホールをおすすめします。

キャリパーシールの組み付けグリス、清掃クリーナー、潤滑剤等
も当店では　こだわって使用させていただいております。
良いケミカル類を使用すると、良く汚れが落ち、動きも良く、
驚くほど体感出来ます。
おすすめさせていただきます。

リヤ側のピストンは清掃できれいになったのですが、
このフロント側は、このように錆が一部落ちませんでした。
機能上は、使用可能なレベルだったため、組み付けさせていただきましたが、
今後は、注意が必要ですね。
フロントは、まだ新品が注文可能だったので、ストックを
お客様にして頂きました。
リヤピストンは残念ながら、純正　社外品とも廃盤になっておりました。
このＡＺ－１　リヤピストンの状態が良かったので、幸いです。

フロントのキャリパーシールは、純正品がまだ在庫がありましたが、
リヤキャリパーシールは、純正品が廃盤になっておりましたので、
社外品で対応させていただきました。
シール類もストックしていただきました。
部品はあるうちに確保しておくことは、旧車乗りにとっては
とても大事です。

ブリーダースクリューも新品に交換させていただきました。
これで、エア抜き、フルード交換時に作業しやすくなります。

組付け完了です。
やはりオーバーホールは気持ちいいですね。
ブレーキパッドも面取り　給油させていただきました。

最後マスターシリンダーのオーバーホールも実施させていただきました。
こちらも　マスターバック側が錆が多く、今回オーバーホール実施出来て
良かったと思います。
最後エア抜き作業を実施させていただき、試運転させていただきました。
とてもブレーキタッチが良く、効きも良くなりました。
この車検で、お客さまも満足してくださり、私とても嬉しく思っております。
末永く　このＡＺ－１　お乗りいただければ幸いです。
Ｍ様、この度も当店　株式会社ピットイン鯉城商事　速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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