MINI F54ミニクーパー　ディスクパッド交換　パッドセンサー交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

いつもご覧いただきありがとうございます。
AJ安達太陽自動車サービススタッフの荒木です！

本日の岡山は久しぶりに梅雨らしい雨模様。
朝からカエルのテンションも高く、目覚まし時計の如く大音量で鳴き喚いてました。

さてさて今回ご紹介させていただくお車はこちら。

なんとも珍しいお色のF54CLUBMAN。
新車で購入されたそうです。
個人的に久しぶりに「欲しいっっっ！！」と思ったお車。
良いですよねぇ、クラブマン。

今回は↑のメッセージが表示されたとのことでご入庫。
ホイールの隙間からチラッとブレーキを覗くと、リアのディスクパッドがツンツルテン。
パッド残量が減ってセンサーが反応しているんだな、と安易に考えておりました。
結果、リアパッド交換だけではなかったというオチでした。
何十、何百台とミニを触ってきたからこその「油断」でした。笑

リヤブレーキ。
パッド残量は約2mmほど。
今回はローター研磨も行うため、ブレーキキャリパー、ディスクパッド、キャリパーブラケットの順で外していきます。

こちらは取り外したディスクローター。
大きな歪みや傷などは見られませんが、輸入車の場合、ディスクパッド交換時は基本的に同時セットでの交換となります。
ですが安いものでもないので、状態にもよりますが交換よりは研磨をオススメ。
専用の機械に取り付けて、劣化した表面を均等に研磨をしていきます。

もちろんパッドセンサーも同時交換。
取り回しには要注意です。

キャリパーピストンは専用のSSTを使って100%の位置に戻します。
ピストンとダストブーツが噛まないように、潤滑剤を塗布して滑らせながら徐々に押し込んでいきます。

取り外した全てのパーツを元に戻して完了！
研磨されたディスクローターは段差もサビも除去されて非常に綺麗。

部品交換をして全て完了というわけではなく、診断機を繋いで
「ディスクパッドを交換したよー」という情報を車に認識/学習させる必要があります。
そこで画像のようにいつものようにG-scanでリセットを試みますが、
何故かエラーコードが消えない。

「はて？」

不思議に思ってさらに深く診断していくと、どうやらフロントブレーキ周辺で何かしらのトラブルが出ているらしく。

猛暑の暑さもあって頭を抱えていると、
他のベテランメカニックさんが発見してくれました。
「フロントディスクパッドのセンサー断線」です。
パッドとの接合部分のコネクタ付近が切れているのはたまに見ますが、
こんな箇所が断線することは極めて稀。

入庫時に「パッド残量が極端に少ないからパッドの交換」という先入観を捨てて、
しっかり診断していれば。。。
猛省です！

新しいセンサーを注文して、後日再作業となりました。
「初心忘れるべからず/初志貫徹」
本当、これにつきますね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは！

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