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平成29年式
DBAー8WCYRF
アウディ　A4アヴァント　2.0TFSI　クワトロ

DCT、DSGオイル、MTFオイル交換作業です。
輸入車は数多く作業させていただきましたが、このタイプのミッションは初でしたので、さらに経験値がアップしお客様には感謝申し上げます。

特殊工具を使用し、ニューテックのオイルを使用して交換します。
では、作業の様子をご覧ください。

まずはMTFオイル(ミッションオイル)を交換します。このお車はDCT(ATF)とMTF(ギヤボックス)の2種類の機構が搭載されています。
MTFポンプを取り外すと勢いよくフルードが出てきます。
どのくらい抜けたか容器に受けてきちんと計ります。

抜けたフルードは真っ黒です。15万キロを超えたお車でしたのでながくお乗りいただけるようにしっかり作業します。

MTFのポンプを取り外しフルードが全て抜ければOKです。
ポンプの取り付け部をキレイに清掃してポンプを戻します。
規定の締め付けトルクで締め付けていきます。

ミッション脇の注入孔から新しいフルードを注入。溢れてきたら適量です。ミッションオイルと同じ要領です。
この青いフィルムは、フルードが付いて汚れるのを防ぐ養生テープです。なるべく汚さないように作業します。

今回使用したオイルは、ニューテックNC-78　75W-80です。
レーシングカーにも使用できるほど過酷な環境にも耐えうる良いオイルです。
特に輸入車の時に好んで使っています。
その他、ワコーズ製オイル、スノコ(SUNOCO)、ペトロナス、ASHなど各種オイルメーカー取り扱いしております。

次にDCTオイルの交換です。
ドレンから排出したフルードはやはり真っ黒です。
DCTフルードはニューテックのNC-65を使用しました。幅広い適合と高性能なオイルです。

ドレンボルトはプラスチック製で再利用不可ですので新品に交換。
油量調整は専用の特殊工具を使って既定の油温で調整します。
診断機を見ながらの作業なのでなかなか大変です。
モタモタしてるとフルードの温度が上がってしまい、また冷やさなければいけない事に(´;ω;｀)

DCT内部も新油に入れ替わりキレイなフルードが排出されています。
診断機を繋いで手順に沿って調整をするので、熱中しすぎてまた排出したフルードを容器に入れたところを撮影してませんでした(´;ω;｀)

容器にはきちんと採取してお客様にはご覧いただいています(⌒∇⌒)

このように診断機の指示に従って工程を進めて規定の温度で油量の調整をします。
この辺りは全て英語表記なのでGoogle先生に助けていただきながらですが（笑）
読んでいると何となく分かるのですが正確に認識するためにGoogle翻訳を活用してます。

全ての工程が完了して作業が終了です。
最後に試乗と漏れがないか確認します。下回りを洗浄してお客様にご納車です。

今年は色々な輸入車を施工させていただきました。まだまだやった事のない車種もたくさんあるので、ミッションオイル交換をご検討の方は是非当店にご用命ください。

ありがとうございました！

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