トヨタ　ヴォクシー　エンジンチェックランプ点灯　ブレーキ鳴き　｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンチェックランプが点灯して入庫したトヨタ　ヴォクシーです。
問診によると、バッテリーを上げてしまってジャンプスタートし、エンジンをかけたままにしていると、エンジンが停止していた。その後、再度ジャンプスタートしたらエンジンチェックランプが点灯したとの事でした。
バッテリーの状態も含めて点検していきます。
ブレーキの鳴きも以前より相談がありましたので、ブレーキも点検します。

点灯していたエンジンチェックランプ

車両に診断機(G-Scan)を接続してチェックランプ点灯の原因を診断します。
いろいろと故障コードを拾いましたが、バッテリーを上げた際、及び再始動時のバルブリフトコントローラーの学習がうまく行われていないような故障コードでしたので、故障コードを消去・学習を行い様子を見てもらう事にします。

ちなみにこちらがバルブリフトコントローラー。
チェックランプが再点灯し、同じ故障コードが再現されればこちらの部品の交換が必要かと思われます。
交換見積りは約10万円と高価なので、やはり様子を見てもらった方がいいかと思います。

バッテリーの状態も点検するため、バッテリーの寿命を延ばす効果が期待できるパルス充電で一晩充電します。
翌日のバッテリー性能テストでは正常な電圧が測定できたので、バッテリーも交換せずに済みそうです。

続いてブレーキ鳴きの点検整備。
ブレーキパッドの残溝やキャリパーの動きは正常。
パッド交換時に面取りもされていますので、鳴きの原因特定は難しいですが、ローターにサビが発生していたので、ローターを研削してサビを除去する事にしました。

ブレーキローター取り外し完了。

取り外した左右のブレーキローターです。

研削機にローターをセットしてサビを削っていきます。
ローターに歪みが発生していれば、そちらも修正して研削します。

ブレーキローター研削後。

ブレーキローターを取り付け、脱着部品を元に戻し、作業完了です。
ブレーキ鳴きについても様子を見ていただきます。

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