(株)秋田自動車興業 本社

作業実績
75件
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  • 板金・外装補修
  • ホンダ グレイス

2024年02月21日 14:19グレイス ハイブリット 鈑金修理 対物保険 自動車保険 後 追突事故 保険対応 代車対応 後ろ潰れた

事故で車両後ろ側が損傷した車両です。主に右後ろ側が大きくぶつかっています。お相手がいる事故で、保険修理に該当する修理です。

この車両は、自動車保険で対応しているレッカーを使用して入庫されました。代車のレンタカー特約が付いていたので、レンタカーを貸出代車として利用してもらうことになります。
入庫されると、後日、保険会社よりアジャスターと呼ばれる車両の損害調査を保険会社の依頼で行う人が修理工場(弊社)へやってきて、車両を実際に確認していきます。
弊社で修理する為の見積もりを提示し、アジャスターとその見積もりが妥当なのか・修理方法はどの方向で進めるかを話し合います。修理方針が決まると、お客様に損傷程度を伝えて修理方法や日数等を伝えます。
全ての了承を得ると、修理の準備に取り掛かります。
まずは、この車両の寸法図と呼ばれる、車のありとあらゆる部分の寸法が記されているデーターを準備します。
同時に、修理に必要な部品を手配します。

グレイス ハイブリット 鈑金修理 対物保険 自動車保険 後 追突事故 保険対応 代車対応 後ろ潰れた

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画像の矢印は、損傷部分を示しています。
トランクが歪み、テールランプが割れ、バンパーが凸凹に凹んで取り付け部分が避けています。矢印では示していませんが、リヤフェンダーと呼ばれるタイヤの上のあたりの鉄板も波打っています。
今回の修理では、トランクリッド(トランクルームの蓋)、リヤバンパー、右テールレンズ(ランプが光る所)、右リヤクォーター(タイヤの上の波打っている所)を交換していきます。(他にも外からは見えない部分の部品も交換していきます)

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トランクルームを開けたところです。かなり外から押し付けられている為、鈑金を専門とする熟練の作業者によってトランクの蓋が開きました。ハイブリットの車はガソリン車と違い200V前後の高圧電流が常に流れています。簡単に感電しないように車両は作られていますが、修理作業を行う前には、必ず高圧電流のメインスイッチを切り電流が流れるのを遮断します。(後に高圧電源を蓄えているメインバッテリーを外します)

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車両のリヤガラス・トランクリッド(蓋)・左右テールランプ・リヤバンパー・トランク内のトリム(内張)を外した所です。赤い丸で囲んだ部分が、車両のメインバッテリー(ハイブリットバッテリー)です。車両見積もりの段階で、ハイブリットバッテリーが故障してないかどうかは診断済で、大丈夫でした。このハイブリットバッテリーを慎重に取り出していきます。

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フレーム修正機で、ある程度の所まで車両の潰れてしまったところを引っ張り出します。
画像では右後ろを機械で引っ張り出している所です。
これが粗出しと呼ばれる作業です。車両データー(寸法図)にそって作業を行う為、この作業の結果次第では、仕上がりに大きな影響が出る為、粗出しと言えども気は抜けません。車両本来の形になるまで、この作業は続きます。

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画像は、粗出し作業後、交換する対象の部品(溶接で止まっている部品)を取り外しました。
トランクルームの底の部分(フロアー)も取り外されています。
新品部品を接合させるために、寸法計測しながらゆがんだ部分を正確にミリ単位で修正していきます。(適当に作業をすると、新しい部品の取り付けが不可能になります)
また、トランクルーム全体(対角線上の寸法・高さ・幅・奥行等)採寸する場所はかなり多いです。手間暇がかかりますが、色々な部位に部品が複雑に組み合わさり取り付けられている他、安全性能にも関わる為、時間をかけても正確に計測して修理します。

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新しいトランクルームの底(フロアー)を取り付けている最中です。仮止めをして、寸法を計測します。くどい位に寸法を測っているのは、完成してから車が走り出している時に車体側の不具合により安全性が欠けるのを防ぐ為です。

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右後ろのフェンダーと呼ばれる部分の修理です。上の矢印は、車両の内側の車体(外側かすでに切り外されている状態)、インナーフェンダーと呼ばれるものです。
そこに外側のフェンダー、赤丸で記した部分が溶接で接合されます。
接合された継ぎ目は特殊なパテを使ってある程度平らにし、ペーパー(ヤスリ)をかけてさらに凹凸を無くします。
同時に、内側(トランクルーム内)も溶接した所を先ほどと同じようにパテを塗り、ペーパーをかけて綺麗に下処理をします。同時に水が入ってこないように防水処理も行います。

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トランクルーム内部です。青い矢印が車両の前側になります。画像は助手席の後部座席より撮影しました。溶接での取付が出来たところです。見えない隙間や溶接で酸化した部分を保護する為に、シーリングで継ぎ目の防水を兼ねた糊付け作業を行います。(後半に記述があります)

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トランクリッド(蓋)を付けたところです。本来の車の形がみえてきました。
チリ(部品と部品の隙間)の間隔を計測します。また、車両全体の様々な寸法も計測し、歪み等がないかを確認します。隙間が均一になっているのは、寸法に合わせて部品を取り付けているからです。
この後、リヤガラスをはめ込んでいきます(ガラスはめ込みの画像は省略しました)

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車をしたから見たところです部品を交換もしくは修理した部分が赤い矢印で示してみました。この下回りの部分も防錆処理と防水処理を行います。

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白くなっている(白い線みたいな物)が防水処理の作業跡です。
作業した所へ白い物(シーリングと言って、糊の役割も果たす)が塗ってあります。
”コーキングを廻す”とよく言いますが、この作業の事です。
コーキングが乾燥すると、ようやく仕上げの塗装へ移っていきます。
その前に、塗装が車体へよく密着するよう(塗装が剥がれないようにする作業)、修理箇所全てに、ペーパーをかけていきます。つまり塗装したい個所にきめ細かい擦り傷を作っていきます。これを、足付け作業と言います。赤丸部分は、外からは見えない部分なのですが、そこの部分にもペーパーをかけ、塗装準備します。見えない所も修理跡があれば必ず塗装して錆びにくい状態にします。

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赤い矢印2か所が、接合した継ぎ目です。この部分にはシーリングせず、鈑金パテと呼ばれる特殊な鋼材で継ぎ目を1枚のパネルのように加工を行いました(先の記述)。
先ほど付けた部品が、ペーパーをかけた為(足付け作業)、灰色になっています。
交換していない部分も少し広めにペーパーをかけ塗装が密着するよう準備していきます。

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1回目、下回り、トランクルーム内を防錆塗装します。画像は下回り部分です。見えにくい部分ではありますが、このままだと目立つので、2回目の塗装として、下回りには下回り塗装の黒を、トランクルームには外装色を塗装します。

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塗装ブースに車両を移動させます。塗装しない部分は色が付かないように全て特殊な紙で覆われます。
画像では、ガラス部分全て・タイヤ・下回り、前方の屋根やドア等が黄色っぽい紙で覆われています。
修正した部分より塗装する面が多いのは、塗装した部分だけ色を塗るとその部分だけ目立ってしまうので、色を修理していない部分にまで少し吹付けてボカシていきます。
色が乾いたら、クリアと呼ばれる透明な塗装を施し、乾燥後に最終磨きを行います。
磨くことで塗装した表面が均一に整えられて、艶も出ます。

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塗装後、残りの部品を取り付けます。
この車両はハイブリット車で、メイン電池を脱着している為、最後にもう一度診断機をつかって車両の状態に問題はないのかどうかを点検します。

車両を清掃・洗車をして、完成になります。

対象車両情報

初年度登録年月平成28年メーカー・ブランドホンダ
車種グレイス型式DAA-GM4

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