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VW トゥアレグ　7LAXQA V8　オーバーヒート　修理です。

走行中は　問題無く　信号待ちで　停車すると　水温が　ぐんぐん上がります。

症状から考えると　サーモスタット不良　で　間違いなさそうですが

この車　サーモスタットを　交換するには　タイミングベルト回りを　外す必要があり

かなりの　費用と　時間が　かかります。


お客様と相談し　まず　サーモスタット以外で　考えられるところを

点検　することに　なりました。

　
まず　発見したのは　タイミングベルト　の　張り不足です。

これだと　ウォーターポンプを　回す力が　不足し　

オーバーヒートの　原因　になります。

オートテンショナーの　調整範囲を　超えているようなので　アジャストプーリーで　再調整。


また　水温計の上がり方が　急激　すぎるのが　気になります。

おそらく　１度も　交換されていないであろう　水温センサーは

走行距離を考えて　２ヶ所　両方とも　交換。


これで　水温の上がりかたを　再確認します。



　

　
水温計の　上がり方が　ゆっくりになり　正常な動きに　近くなりました。

入庫時よりも　やや低い水温で　安定しますが、、、、

やはり　オーバーヒートの　症状は　なおっていません。


お客様に　了解を得て　サーモスタット交換作業に　進むことと　なりました。　


バンパー　ヘッドライト　ラジエターファン　等　を取り外し

作業スペースを　確保します。

　
ここから　

タイミングベルト

右バンクカムシャフトプーリー

プーリーのバックプレート

そして　サーモスタットにつながる　ウォーターフランジを　取り外して、、、



　

　
ようやく　サーモスタット　に　たどり着きました。

サーモスタットは　エア抜きバルブの　位置に注意して　組み付けていきます。

交換した　サーモスタットと　水温センサー２つ　です。

取り外した　サーモスタットを　お湯に浸して　点検すると

ほとんど　開かない　状態でした。

　
取り外した　部品も　すべて取り付けて

ＬＬＣも　注入し

最終確認します。

　
水温も　９０℃　で安定しています。

結果的に　遠回りになり　時間も　費用も　かかりましたが

修理完了です。



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