② ポルシェ 718ボクスター 982　雨漏れ 浸水 車内に水 ECU水没 リアBCM交換 リアエンドエレクトロニクス パークアシストECU交換 コーディング プログラミング クローン コンピューター診断 その２｜車検・点検・修理のグーネットピット

718ボクスター　車内雨漏れ、電装品が誤作動を起こす等、その１の修理の続きになります。

その１↓
https://www.goo-net.com/pit/shop/0561561/blog/568549

コーディングは無事完了！



イモビライザーの登録に関して、当店では様々な方法で対応可能ですが、今回は故障したECU基板のチップから直接イモビライザーデータを抜き出し、新品ECUに書き込みます。

ECU基板　新旧比較。（右が新品）

故障ECUから様々な機器でチップにアクセスし、データの抜き取りを試みます。

基板データチップ（MCU)まで壊れているとデータを抜き出せず、更に作業は大変になります。。



無事故障ECUからデータの抜き取り完了！
ホッと一安心。

読み取ったデータをもとに新品ECUへ抜き取ったデータの書き込み！



新品ECUへの書き込み時は、基板にダメージを与えないよう、チップの脱着、半田や半田ごてを使ったり、基板に熱を加えるような作業は行わず特殊装置で直接ECU基板のMCUへデータの書き込みを行います。

無事書き込み完了！

コーディング、イモビライザー登録が完了したECUを車両に再度取り付け、リアスポイラの初期校正作業等を行います。

リアエンドエレクトロニクス　エラーは全て消えました！！

しかし・・・
ECU水没車にありがちですが・・・
ECUは正常復帰したのにコンバーチブルトップ（幌）が正常に動いてくません。
今回は、ラッチフックが動いてくれませんでした。

配線図を頼りにラッチフックの状態を確認すると、まずヒューズが切れていたので新品ヒューズに交換・・

それでも動かなかったので、ラッチフックASSYを取り外し、マイクロスイッチの点検、接点回復作業。



モーターも固着気味でした。

ラッチフックからリアBCMまでの配線も点検しました。

おそらくECUが水没した影響で、ラッチフックモーターが誤作動を起こし、弱ってしまっていたようです。
大きな負荷がかかった影響でヒューズも飛んでしまったのでしょう。

試行錯誤し、なんとかラッチフックが動くようになりました！
ここでやっとコンバーチブルトップ（電動幌）が復活！




あと残るはパークアシストの故障です・・・

その３へ続く↓
https://www.goo-net.com/pit/shop/0561561/blog/568551

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