① ポルシェ 718ボクスター 982　雨漏れ 浸水 車内に水 ECU水没 リアBCM交換 リアエンドエレクトロニクス パークアシストECU交換 コーディング プログラミング クローン コンピューター診断 その１｜車検・点検・修理のグーネットピット

718ボクスター 車内雨漏れ、電装品が誤作動を起こす等、修理のご依頼で入庫いたしました！

入庫当初は、メーターもナビ（PCM）も起動せず・・
なんとかメーターが起動したかと思うと、エラー表示のオンパレード

リアトランクが勝手に開いたり、コンバーチブルトップが勝手に動こうとしたり、ブレーキランプが勝手に点灯したりと、大変な状況・・・

閉じているはずのリアトランクはメーター上では開いていると表示されています。




コンピューター診断を行うと100個以上のフォルトコード。

経験上 原因は分かってはいるのですが、、

助手席水没によるリアBCM（リアエンドエレクトロニクス）故障になります。


シートを取り外し、ECU付近に手を入れるとチャポチャポと浸水状態・・・。

ECUの乾燥だけでなんとか直って欲しい！と急いでECUを取外し点検！

基板を乾燥させるため、ECUの蓋を開け点検すると・・
基板はサビだらけ、コンデンサー液漏れ、チップ外れ。
ご臨終でした・・・



こちらの型のボクスターにはリアBCM以外にもパークアシストECUが同じ場所に取り付けられており、同時に水没故障しておりました。

パークアシストECU基板も見ての通りご臨終です・・・。



とにもかくにもこれ以上車内に水が浸入してこないよう、雨水の浸入経路をたどり、排水ドレーンの洗浄を行いました。

ドレンには大量の泥とゴミが詰まっています。

ドレンバルブを取り外すと、晴天にもかかわらず水が流れ出てきました。

配管内部も可能な限り洗浄し、泥を掻き出します。

ドレンバルブの洗浄。
ゴミや泥だらけです。


早速本題修理にとり掛かります。


新品のリアBCM（リアエンドエレクトロニクスECU）
通常本国オーダーになりますが、当店に在庫がありました！

↑新品パークアシストECU（右）

こちらも国内メーカーに在庫はありませんでしたが、在庫を持っている業者を探し、なんとか国内で最短手配できました。

カーペット乾燥中に２つの新品ECUを仮接続しコンピューター診断を行います。



まずはリアBCMから始めます。
当然のことながら、新品ECUのため、車両データが入っておらず、コーディングは必要。
さらに、リアBCMにはイモビライザーデータを登録しないと作動してくれないので、難易度は格段に上がります。

ポルシェセンター以外でBCMの交換作業を行える整備工場は専門店含め、ほとんど無いような気がします・・・。
東日本にあるのか・・？


当店ではなんとか対応いたします！
まずは安定化電源、ポルシェテスターを接続しコーディング・・・

その２へ続く↓
https://www.goo-net.com/pit/shop/0561561/blog/568550

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