ポルシェ 911/ボクスター/ケイマン他（997/987）エアコンダクトからスポンジがいっぱい出てくる例のアレを修理　国産車・輸入車対応・車検・整備・見積もりもお任せ下さい！八王子/日野/多摩地区/相模原/他地域のお客様も大歓迎です！｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かりしました。

題名のスポンジいっぱい出てくる例のアレとは、
996/986、997や987系の入庫があると、必ずといっても過言ではないこのトラブル。

ヒーターユニット内のフラップに貼られたスポンジが劣化し、エアコンＯＮにすると
スポンジの粉と破片は顔に吹きかかります。
よく見ると室内のいたるところにスポンジ。

粉のようになったスポンジは体に悪そうなので一刻も早く処置したいところ。
しかし、この作業『結構大変』と聞いており、

ダッシュボード降ろし？
切り替えフラップ外す？

何とかならないかなあというお悩みは右耳から入って左耳から出ていました。
（気がする）

長いお付き合いの願いという事もあり、いろいろ調べてくださったこともあって
自分でも改めて調査を開始。

どうやら素晴らしいパーツがあり、
ダッシュボードも降ろさず、フラップも外さず、できそうなので
やらせていただく事になりました。

この仕事の大半はスポンジの除去が８０％くらいを占める。
ヒーターコアを引き抜いたユニット内は狭く、傷だらけになりながら
フラップにへばりついたスポンジと両面テープを除去する。
これがなんと言っても大変。
逆にそれさえ終わればそんなに大変ではなかった。

両面テープはアルミでできたフラップとの粘着が弱くなっているので
感じとしては爪先で端っこを摘まんでぺりぺり取れる。力はいらない。

室内側からエアブローして残置スポンジをできる限り除去。
一定時間作業していると出てこなくなるが引っかかった大きい破片が
使用中に遅れて出てくることもあるのでお客様に説明が必要。

ヒーターコア側からは、掃除機を突っ込んで回しっぱなしでスポンジ埃を
ガンガン吸い取らせ出てこなくなるまで続けます。

LLCはリヤフード内にあるリザーブタンクのキャップで圧を抜いておけば
それほど漏れない。なのでエア抜きは一回り走行して翌日冷えたところで
タンク内のレベルを合わせればOK。

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