ホンダ　ＪＥ１　ゼスト　タイミングベルト、ウォーターポンプ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はＪＥ１ゼストのタイミングベルトとウォーターポンプ交換の作業をご紹介します。

まずはフロントバンパーと右側のヘッドライトを外します。

インパクトレンチのソケットを当てている、エンジンマウントのボルトが長いので、ヘッドライトが邪魔になってしまうんです。
この車に限ったことではなく、ＦＦ車のタイミングベルト交換の際にはバンパーとヘッドライトを外すことが多いです。

これはホンダ車特有ですが、タイミングベルトを交換するにはヘッドカバーも外さなくてはならないため、自動的にヘッドカバーパッキンも同時に交換となります。

他のＦＦ車と比べて変わっているのはヘッドカバーパッキンを交換することくらいですかね。
あとはファンベルトやテンショナーを外してチェーンカバーを外せばタイミングベルトとご対面出来ます。
もう外してしまっていますが、本来なら写真の右下辺りにあるウォーターポンプも同時に交換させていただきました。

クランクプーリーのボルトは、エンジンマウントを外した後でエンジンを少し下げてやればインパクトレンチで外すことが出来ます。
Ｐ０７Ａエンジンのボルトはそんなに固く締まっていたり固着していたりすることはないので、いつもすんなり外れてくれます。

カムシールとクランクｼｰﾙも同時に交換しておきます。
新品を組み付ける際にはリップと言われるシャフトと接する部分にグリースを塗布しておきます。

あとはタイミングベルトのテンショナーベアリングを新品に交換したら新しいタイミングベルトを取り付けします。
このエンジンはクランク側もカムシャフト側もタイミングマークが分かりやすいので、特に気を付けることもありません。

あとは外した部品を元に戻していくだけです。
ファンベルトは劣化が進んでいましたので交換させていただきました。
このエンジンのファンベルトはテンションを掛けて張ってやる際、写真のようにテンショナーのブラケットを下から押し上げるような感じにするのですが、これが少しやりづらいです。
私はいつもこんな感じでやっているのですが、もっといいやり方があるのかも知れません。

ヘッドカバーパッキンとプラグホールパッキンも交換します。
ヘッドカバーをセットするときに、プラグホールパッキンがなかなかプラグホールにはまってくれず、意外にイライラするポイントですね。

作業のご依頼、ありがとうございました。
またのご来店、お待ちしております。

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