R５６クーパーS　エンジンバルブ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンチェックランプ点灯、エンジン不調にて入庫いたしました。
原因調査の結果、圧縮漏れによる不調と判明しバルブ交換に至りました。

バルブ交換となると、エンジン周りをすべてばらす作業が必須になります。
手間と時間のかかる作業ですが、エンジンを直接清掃することができますので
大変効果的な整備となります。

バンパーやヘッドライトから外し始め、邪魔になるものはすべて外します。
ネジの量も膨大なものになるため、外した部品だけでなくネジの管理も慎重に行わなくてはなりません。

整備にてネジが余ってしまった なんて事態は常時避けなければなりませんが、このような重整備の際には殊更慎重に作業していきます。

車の走行に関する非常に重要な部品を多く外すため、その部品管理もまたシビアに行います。

ゴミや水分が入ってしまうと悪い影響を及ぼす可能性のある部品は、ラップやテープを用いて保護していきます。

ヘッドを外した様子です。

こちらのお車は以前当店にてエンジンの分解・清掃を実施させていただいておりますので、比較的綺麗な状態ではありますがそれでもカーボン、燃料の燃えカスが堆積してしまっています。
エンジンオイル交換を適切な頻度で行うことで、こういった汚れは低減できます。

カムシャフトその他のエンジン内部の部品は、組み付ける位置が決まっていますので
外した部品の管理は、”確実に”行います。

バルブをすべて引き抜き、歪みを確認します。
エンジン内部はミリ単位で調整されていますので、慎重に丁寧に集中して作業します。

全てのバルブを新品に交換し、ひとつひとつ慣らし作業をしっかり行ったうえで組付けていきます。
バルブ関連部品は非常に小さいものが多く、地面に落としてしまったら見つけるのに時間がかかるようなレベルになってきますので、本当にシビアな作業になります。

こちらが全てのバルブを新品に交換した状態です。
ここまでばらす事はそう簡単にできるわけではないので、併せてエンジン内部の清掃を行います。

作業終了後、走行チェックを重ねて行いエンジンの不調が改善されたことを確認しました。

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