三菱/アイ/バッテリー警告・オーバーヒート警告点灯 ｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご入庫の三菱アイですが、買い物帰りにバッテリー警告とオーバーヒート警告が
点灯したとの事でご来店です。

バッテリー警告ですと、直ぐに思い当たるのがオルタネーター（充電器）の不具合ですが、オーバーヒート警句？も点灯していたとの事で何やら不穏な状況です。

早速、状態を確認するため車輌に近寄るとLLC（冷却水）の臭いがハッキリ感じられます。

三菱/アイは駆動方式がRRなので車輌後部にエンジンが有ります、
Rハッチバックを開けてエンジンルームを確認します・・・。

原因は・・・　オルタネーターベルトが断裂しています・・・・(╯︵╰)

この状態では、乗っては帰れないので、代車をお出しして車輌を預かります。

ベルト断裂のため、オルタネーターが発電しなくなったため、
バッテリー警告が点灯した様です。

LLCのサブタンク内はLLCが空っぽで、ミッションケースの上にLLCが溜まっています。

オーバーヒートの原因もベルト断裂により、これもウォーターポンプが回転しないため、
ヒート症状が出た様です、しかしながらLLCが何処から漏れたか目視では判別が
難しい様です、恐らくLLCサブタンクからオーバーフローしたと思われますが、
オーバーヒートの影響で他の箇所からの漏れも考えられますので、
念のためチェックしていきます。

さて、エアポンプで加圧して、漏れ箇所を特定するラジエーターリークテスタを使おうと
しましたが、アイのLLCサブタンクのキャップ形状とリークテスタのアダプター形状が
合う物の持ち合わせが無く使用を断念 (´Д｀。

原始的な方法ですが、一度新しいベルトを掛け直して水を足し、エンジンを始動して漏れ出ている箇所を特定しますが、水温が上がりLLC経路に圧力が掛かって来ても、漏れは
確認出来ませんでした。

ウォーターポンプの回転が止まり、LLCの圧力が上がりすぎてタンクからオーバーフロー
した事が確定ですね。

オーバーヒート症状による後遺症も認められ無いため、これにて終了です！

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