'95 BMW 525i　バルブ交換　長期保管エンジン始動 バルブステム バルブガイド ガソリンタンク ベタベタ　ヘッド タイミングチェーン バルブ擦り合せ　栃木県真岡市（宇都宮市下野市上三川町益子町芳賀町）｜車検・点検・修理のグーネットピット

こちらの５２５は２年ほど前に納めさせて頂いた車両で、今回は整備という事でお預かり致しました。
タイトルにある『バルブ交換』は、この車両が当社に入庫(買い取り)して来た時の話です。
年式の割に走行距離とても少なかった(2～３万km)のですが、長い間倉庫内に保管されていたという事でエンジンはかからない状態でした。

まずバッテリーを使用できるものに交換し、冷却水・オイルを確認し、燃料が来ていないという事でフューエルポンプを交換し、ガソリンは結構入っていたので試しにスターターを回した所スムーズにエンジンがかかりましたので、小一時間かけておきました...
翌日再度エンジンをかけようとした所、なかなかかからずかかった後も１発爆発していない感じで、回転に合わせて「カチカチ」と金属と金属が当たるような音が...　エッ！？
以前にも同じ様な状況で同じ様な状態なった事が有りましたが、その際は処分してもいい様な車種だったので廃車に...　でも今回は～　という事でエンジンをバラすことに...

エアクリーナーボックス→スロットル→インテークマニホールドと外して...

ダイレクトイグニッションコイル→プラグ、タペットカバーを外し...

エキゾーストマニホールドをはずして...

組付ける際の事を考慮しながら、印等を付けた後...

カムシャフトを外し、ヘッドをおろします...

すると！
画像が残っていなかったのですが、インテーク側のバルブが１本曲がっておりました！

おそらくフューエルポンプが動かなくなる様な古い燃料(ガソリンタンク内ベタベタ)のままエンジンをかけ、古い燃料がバルブステム・バルブガイド内に付着、エンジンが冷えて
バルブガイド内がベタベタに...　その状態で翌日エンジンをかけた際バルブの動き(戻り)が悪くピストンに当たってバルブが曲がったのかとの推測...

という事で、インテーク側のバルブ１本とガスケット類を手配し、バルブ擦り合わせ...

バルブを組み付け...

ヘッドガスケットを交換し、ヘッドを載せて規定トルクで締め付け...

バラす際に付けておいた印に合わせてカムシャフト(IN・EX)を取り付けて、インマニ・エキマニ・タペットカバー・プラグ・ダイレクトイグニッションコイル・タペットカバー・スロットル・エアクリーナーボックスをとりつけ...
もちろんガソリンタンク内のガソリンは抜き、タンク内も出来る限り清掃、新しいガソリンを入れ、WAKO'S フューエル１を多めに入れて多めにに試乗しました！

長い間エンジンをかけていない車両のエンジンをかけ、ガソリンタンク内の清掃やガソリンの入替をしなくても、ケ－スバイケ―スでそのまま普通に乗れてしまう場合もあるので
すが、自社の車両とはいえ「急がば回れ」という事のようです！　はい～

• エンジン
• BMW
• 車検
• 点検
• 取り付け
• 取付
• 整備
• 修理
• 交換
• オイル