スバル レガシーワゴン　H19　BP9　ハンドル操作すると異音修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

BP9　レガシーワゴンの異音修理です。
北海道の寒い冬、極寒の朝のエンジン始動時に音がするとのこと。
お預かりして確認すると、確かにうなり音が聞こえます。ハンドル操作すると音が大きく変化します。
確実にパワステのオイルポンプの異音です。

パワーステアリングのベーンポンプはリビルト品を使います。
パワステオイルの状態があまり良くないため、お客様に交換の必要性を説明してリザーブタンクも新品に交換します。

リザーブタンク内には目の細かいフィルターが入っており、パワステオイルの汚れやカーボンなどの堆積物がフィルターの目詰まりを引き起こすと、パワステオイルポンプの流量不足を招きます。
オイルの流量不足はポンプの焼き付きを招きますので、リザーブタンクも同時に交換することをおすすめします！

撮影忘れてパッパッと取り外してしまいました。。。
取外したベーンポンプとリザーブタンク。
リザーブタンクの中の汚れが透けて見えます。

新品のリザーブタンクを取り付けて。
オイルポンプも組み付けて、ベルトも取付します。

組付けしても、すぐにエンジンはかけられません。

フロントに負荷をかけない状態で（フロントを上げた状態）、ハンドルを左右に操作してエアー抜き、エアーの抜けを確認したらエンジン始動します。
油量を確認しながらハンドル操作でさらにエアー抜き、オイルの白濁や空気の発生が無ければロードテストを行って完了です。

あまり馴染みのない「パワーステアリングオイル」ですが、実は汚れてくるとトラブルになる場合が多々ありますので、定期的点検や整備をおすすめいたします！！

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