日産　セレナ (FNC26)　リアトレーディングアーム交換　サビ・腐食でボロボロに…｜車検・点検・修理のグーネットピット

日産セレナが車検のため入庫いたしました。

リフトに上げて下廻りを点検したところ、リアのトレーディングアームに穴が開いていました。
下記画像はリアタイヤ廻りの写真です。
全体的に錆びてしまっています。

トレーディングアームには数か所穴が開いていましたが、例として一部のみ撮影しました。

１枚目の写真のような小さな穴でも、車検には通りません。
２枚目の写真のように大きな穴になると、安全性にも問題が出てきてしまいます。

トレーディングアームとは、車体とタイヤ、サスペンションを繋ぐ部品です。
サスペンションの土台となる部品で、衝撃や振動を吸収し、走行中の前後左右からの力を受け止めています。
腐食が進むと、本来求められている力を発揮できません。衝撃や振動を吸収しきれず、乗り心地が悪くなったり、最悪の場合、タイヤを支えていられなくなります。


ということで、新品のトレーディングアームに交換いたします。
比較すると、元々のトレーディングアームが錆びていることが良くわかりますね。

サビが進行すると、腐食し、ボロボロになります。

以前整備した車では、腐食によりトレーディングアームの一部が欠損していました。
比較すると、一部が無くなり、大きな穴になっているのが良くわかりますね。
欠損しているのは、タイヤと繋がる側の部分です。
あと少し腐食が進んでいたり、大きな衝撃が加わっていたら、タイヤを支えきれなくなり、大きな事故につながる可能性もありました。


※同車種・別個体・同部品の写真です

このように、サビが進行すると非常に危険な為、小さな穴でも車検には通りません。

以下のものがサビの原因となります。
・飛び石により傷がつくこと
・その傷に雨水がかかること
・海沿いを走行することによる塩害

北海道のような雪国では、融雪剤による塩害が大きな原因となっています。
定期的に下廻りを洗車し、融雪剤を落とすことでサビの発生を抑えることが出来ます。
また、防錆塗装を施すことで、サビを防ぐことも出来ます。


普段自分の車の下廻りはなかなか見ることは出来ません。
なので、1年ごとの定期点検を必ず受け、自分の車の状態をしっかりと確認しておきましょう。
弊社でも3カ月点検、6カ月点検、12カ月点検、24カ月点検を受け付けています。
このブログを読んで、自分の車は大丈夫かな？と気になった方は、ぜひ点検を受けにいらしてください。(お電話またはお問い合わせフォームでの予約をお願い致します)

※
車検での入庫ですが、今回の作業実績にはトレーディングアーム交換に絞ったお話とさせていただきます。
作業時間目安、費用明細も、トレーディングアーム交換のみを記載しております。

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