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2015年04月08日 12:59ベンツE220(W124)オーバーヒート点検
ベンツE220(W124)でオーバーヒート気味になるとのことでご入庫いただきました。渋滞路で水温が上がって、道が流れると水温が下がってくるとのことです。
早速拝見し、症状を確認しますと確かに水温計は110℃近くまで上がります。W124などはこのぐらいまで上がるのは問題ありませんが、ここで電動ファンが回らなければなりません。しかしこのお車は電動ファンが回らないため、水温がさらに上がり続けたものと思われます。
電動ファンが回らないのでヒューズを点検しますと、ヒューズが切れておりましたのでヒューズを交換し電動ファンが作動するようになりました。
さらになぜヒューズが切れたかを検証するために電動ファン単体の点検をしたところ、起動電流が20アンペア、起動後の電流も11アンペアと高くこれでは16アンペアのヒューズが切れてしまうのはうなずけます。そのほか冷却水漏れやラジエーターのつまりなどはなさそうですので、電動ファンの劣化不良と判断しお客様にお見積もりをご案内したところ、『高額の修理になり、最近は車もあまり使わなくなったので廃車も含めて検討したい』とのお返事で、今回はヒューズのみ交換し作業完了となりました。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成5年 | メーカー・ブランド | メルセデス・ベンツ |
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車種 | Eクラス | グレード | E220 |
型式 | E-124022 |