ウィッシュ（ZGE20W）のウォータポンプ＆オルタネータプーリ取替｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はウィッシュ（ZGE20W）のウォータポンプ＆オルタネータプーリの取替です。
ユーザー様より、『エンジンを掛けるとヒューン音がすごいのとエンジンが暖まってくると信号待ちで止まってく時にエンストするときがある。』とのことで、おクルマを預かりに伺いエンジンを掛けた瞬間、ヒューンと結構大きな耳障りな音がしていました。
これは乗ってて嫌ものですね。早速、預かり工場への帰路の途中、アクセルペタルから足を離すとエンストまではいきませんが落ち込みが激しいし、信号待ちで止まっていると今にも止まりそうにブルブルいってます（メータ読みでＤレンジ：600ｒｐｍ）。メータの燃費計も平均8.5ｋｍ/ｌって燃費悪！！
工場に戻って、音を確認するとエンジン前方から聞こえます。確認する為に写真のエンジンカバーを外します。

すると写真のようにエンジン前方がよく見えるようになります。
手前にオルタネータ、その奥にウォータポンプが見えますね。
ここでサウンドスコープで確認すると、ウォータポンプから音が出ていましたので、ファンベルトを外してウォータポンププーリを手で動かすとヒュルヒュルと擦ってる音がしました。と同時にガタも確認出来ましたので、ユーザー様に連絡して、ウォータポンプを交換することに。
まずは、冷却水を抜き、オルタネータを外す前にバッテリ端子を外し、ウォータポンプの上にあるオルタネータを外します。

ウォータポンプがよく見えるようになりました。
もう一度、ウォータポンププーリを動かしてみるとやはりヒュルヒュルと音がします。
ウォータポンプを外します。

ウォータポンプが外れました。
単体で確認するとキュッキュッという音と動きも重いのがわかりますので、ウォータポンプを新品に交換して復元して、冷却水も入れてエンジン始動！
うん、ヒューン音消えました。
冷間時はアイドルアップがあるから回転高いからな？ん？なんか低くないか？
暖まってきたら、アイドリングがいよいよ低いぞ？
これはオルタネータプーリもダメ？
ということでオルタネータを外してプーリのカバーを外しチェックをすると、ワンウェイクラッチがほぼ固着して動きません。
ユーザー様に追加連絡して交換することになりました。

そこでオルタネータプーリも交換して再度、エンジン始動！！
うん、冷間時のアイドルアップもしっかり上がるぞ！
試運転してみると、暖気後もアイドリング安定してる（Ｄレンジ：750ｒｐｍ）し、燃費計も平均11.0ｋｍ/ｌとユーザー様が運転しているわけでないので一概には言えませんが改善されているようです。
ユーザー様にも納車時に燃費のことを聞いてみると、このところ燃費も悪くなっていたとのことでしたので、やはり交換して正解でした。
下の写真は新旧のオルタネータプーリです。
改良されているのか形が変わっています。

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